Winter’25のフローで「データの変換」要素が大きく変わります。サポートするデータ型が増え、いまいち使い方がわからなかった方(私がそうです)にもとてもフレンドリーになりました。機能と便利さを理解するための例について、3つほど記事にしてご紹介する予定です。
まずは、リリースノートで紹介されていた例を設定してみます。
リリースノートのページはこちらです。
◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE RELEASENOTES > Salesforce Winter’25 Release Notes > Salesforce Flow >Flow Builder Updates>Transform Data into More Target Resource TypesTransform Data into More Target Resource Types
With the Transform element, you can now set the target resource to primitive data types, such as Text, Numbers, Currency, Boolean, Date, and Date/Time. Previously, the Transform element’s target resource only supported complex data types, such as Record or Apex-defined.
Where: This change applies to Lightning Experience and Salesforce Classic in Professional, Enterprise, Unlimited, Performance, and Developer editions.
How: Modify small or large datasets in a way that’s easier to work with. For example, a sales manager wants to quickly see the total value of all open opportunities to forecast revenue. By using Flow Builder, you create a flow that retrieves the opportunities and stores them in a number variable that you can reference later in the flow.
The flow executes the Get Records element to retrieve a collection of all open opportunities. Next, the Transform element’s Source Data is set to the opportunity collection. The Target Resource is set to the Number data type.
The Transform element calculates the number of open opportunities and stores the target output in a number variable.
↓日本語訳です。DeepLさんの力をお借りしました。
データをより多くの変換先リソースタイプに変換する
変換要素で、対象リソースを設定できるようになりました、 変換要素では、対象リソースをテキスト、数値、通貨、Boolean、日付、日時などのプリミティブデータ型に設定できるようになりました。 以前は、変換要素の対象リソースはRecordやApexで定義されたような、複雑なデータ型のみサポートしていました。
対象: この変更は、Lightning ExperienceとSalesforce ClassicのProfessional、Enterprise、Unlimited、Performance、および Developerエディションに適用されます。
方法: 小規模または大規模なデータセットを、作業しやすいように変更します。例えば、営業マネージャーは、収益を予測するために、すべてのオープンな商談の合計値をすばやく確認したいとします。 フロービルダーを使用して、商談を取得し、後でフロー内で参照できる数値変数に格納するフローを作成します。
このフローでは、レコードを取得要素を実行して、すべてのオープンな商談のコレクションを取得します。 次に、変換要素のソースデータを商談コレクションに設定します。 対象リソースは 数値データ型に設定されます。
変換要素はオープンな商談の数を計算し、対象出力を数値変数に格納します。
早速やってみよう!
プレリリース組織でリリースノートに書かれていた例のとおりにやってみます。ただ、機能を伝えるために設定の部分的なところのみの記載だったので、想像力で補って「定期的にマネージャーにメールでオープンな商談の合計をメール通知する」という要件にし、
フローの種別は
スケジュールトリガーフローを選択、処理の結果を確認するために最後に
メールでマネージャーに通知するアクションを追加することにしました。
フローの全体図です。

なお、④についてはフローでの「メールを送信」アクションがものすごく面倒なので、検証のための雑な設定になっていることをあらかじめお伝えしておきます。
それぞれ重要だと思われるところにポイントを絞ってご説明します。
①開始:スケジュールを設定

機能を知るための検証なので適当に設定していますが、今回は毎日夕方にフローが実行(メールが送信される)ように「頻度」を毎日にしています。
②レコードを取得:オープンな商談を取得
このオブジェクトのレコードを取得 >オブジェクト商談
商談レコードを絞り込み>条件の要件すべての条件に一致(AND)
IsClosed|次の文字列と一致する|False
商談レコードを並び替>並び替え順並び替えなし
保存するレコード数
すべてのレコード
レコードのデータの保存数
すべての項目を自動的に保存
③変換:取得商談を変換(計算)
ソースデータオープンな商談を取得(GetOppsOpen)
【+】をクリックすると【リソースを選択】の画面が表示されるので、②のレコード取得でゲットしたレコードコレクション変数を選択します。
対象データデータ型:数値
データ型を選択後、【作成】をクリックします。

ソースデータのオープンな商談を取得(コレクション)と、作成した対象データのリソース(自動的に変換要素に入力した名前が設定されます)の対応付けを行います。ソースデータのリソースをクリックして選択し、対象データのリソースをクリックします。

対応付けを行うと、集計の設定画面が表示されます。ここでは「計数」と「合計」を選択できますが、今回はレコード数=そのままコレクションの数を数えるので「
計数」を選択します。

画面上部の「← 変換を追加」の矢印をクリックすると、前の画面に戻ります。

対応付けを示す線と、集計を設定済みであることを示すアイコンが表示されます。
④アクション:マネージャーにメール通知
本文のテキストテンプレートを作成&変換要素を使用-------------------------------------------
事前に作成を済ませておいても、アクション設定途中で作成してもどちらでも大丈夫ですが、メール本文となるテキストテンプレートを用意します。

本文の「リソースを挿入」から、作成した変換要素を選択し、本文へ挿入します。

完成形です。
何度も書きますがシンプルです。
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※前述のとおり、今回は変換要素で指定したとおりに変換(計算)できているかを確認するための設定なので、あまりこのまま実装することはないと思いますが、一応どの項目を設定したか載せておきます。
リッチテキスト形式の本文:メールをリッチテキストで表示させたいので、「True」を選択します。
(テキストテンプレートもリッチテキストで作成済み)
件名:適当に、何のメールかわかるように設定しました。
受信者アドレスリスト:メール受信者のアドレスを直打ちしました。
本文:③で設定した変換要素を挿入したテキストテンプレートを選択します。
メールが飛びました
スケジュールした時間を待ってメールを確認すると、設定したテンプレートのとおりのメールを受信しました。

レポートで確認した件数ともあっています。

ひとこと
最初ということで、リリースノートに載っていた例を元に書きましたが、「レコード件数の取得」だけではあまり良さが伝わらないかもしれません。実際、ループを使わなくても件数は出せますからね。
もっと便利さが伝わる例があると思いますので、次は他のデータ型に変換する例を書く予定です。あとは集計の「合計」を使用する場合ですね。頑張ります。
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更新①:2024年8月26日