去る10月5日(土)にAIスペシャリスト資格試験に臨み、なんとか合格しました。
試験の概要、対策についてはこちらのWatanabeさんの記事で丁寧に説明されておりましたので、これから受験される方は参考にされると合格率が上がると思います。必読です。
【第184回】 Salesforce 認定 AI スペシャリスト 資格試験 合格体験記で、私の受験の経緯と所感をまとめますので、あまり参考になりませんが、試験勉強の息抜きに読んでいただければと思います。合格率にはあんまり関係ありません。
じつは 2回受験していて、1回目不合格でした😆
事情は伏せますが、早めに受験しなくてはならなかったので、一度 9月28日(土)に受験しました。が!結果は不合格。自分でも準備不足の状態であることはわかっていたので納得の結果でした。
Trailheadで公式に学習を推奨されているモジュールを完了し、ヘルプページで補いながらの学習を行いましたが、1回受験してみて、自分の勉強は粒度が低く範囲も不十分であったとわかりました。しかしながら正答率を計算してみたらあと2問で合格。惜しい。とても惜しい。もったいない。
正答率がトピックによって大きく違い、私の場合は「CRM アプリケーションの生成 AI」と「Einstein Copilot」が合格圏内に達しておらず、特に「CRM アプリケーションの生成 AI」は勉強したつもりがまったく機能を理解できていなかったことを思い知らされました。
(Einstein 〇〇の、サービス関連のソリューションの理解が全くできていませんでした)
ちなみに、出題トピックとそれぞれの出題割合はこのようになっています。
Einstein Trust Layer: 15%
CRM アプリケーションの生成 AI: 17%
プロンプトビルダー: 37%
Einstein Copilot: 23%
モデルビルダー: 8%※余談ですが、
Salesforce 認定 AI スペシャリスト受験ガイドの記載も短期間で更新されており、当初より詳細にどのようなことを勉強すべきか教えてくれています。こまめにチェックしたほうがいいかもしれないですね。
合格まであと 2問😣でしたので、「足りなかったところを準備したらイケるのでは?」と早めの再受験を決意。短期決戦で勝負に出ました。
私の勉強法
言わずもがな、まずは①関連 Trailheadを完了し、②関連ヘルプページを読んで要点をまとめ(要点しかないけれど)てわからない用語を確認し、③②を用いて
Microsoft Copilotで選択問題を作ってもらい、理解度の確認と記憶の定着を図りました。
①に関しては、学習ガイドで推奨されているTrailmix以外でも、自分で関連するモジュールを探して知識を補うようにしました。
②も、現時点では英語のみのドキュメントもあったりで、用語を英語でも覚えて検索しなおしてヒットしたものをまた翻訳して理解を深めました。
③は、これまであまり生成 AIを使用したことがなかったのですが、用語と機能の大筋の理解のため、そして楽しみながら勉強するために使ってみました。「間違っていることもある」と注意書きも出ますし、確認が必要ですが、Einstein Trust Layer のジャーニーのような実行順序や設定順序、考慮事項などを問う問題ではこの学習法は有効だと思いました。AIへのお願いの仕方でもずいぶん変わってくるかもしれません。
また、Salesforceさんで用意してくださっている、各機能のデモ動画も英語のものが多いですが、機能を理解するのにとても役立ちました。動画を作ってくださり感謝です。
なぜ土曜に受験したか
さて、1回目も 2回目も土曜に受験しましたが、理由があるのです。それは実家に滞在中に受験したから!
私は青森市の出身で、用事がいくつかあり 9月の後半は実家に帰り仕事をしておりました。AI スペシャリストを受験するとなり、オンラインで受けることもできたのですが、準備が面倒。そう、私はとても面倒くさがり。実家の近くでオンサイトで受けられないかな~と思って探したら、幼いころから通っていたショッピングセンターの一角にテストセンターがあるではないですか!これは落ちてもいい経験になるかもしれないと、オンサイト試験をその会場で申し込みました。そこでは土曜と日曜のみAIスペシャリストの受験枠があったので、2回とも土曜の受験となったのです。
いざ挑みましたが、前述のとおり 1回目は不合格。でも帰りに 1階の甘味処でおやつ買って帰りまして、自分を慰めることもできました。ショッピングセンターで受けるメリットのひとつ?かもしれません。
2回目の受験
自慢じゃないですが、これまで Salesforceの認定資格は1回目で合格してきたので、初めての再受験でした。もー、合格するまでまったく落ち着かないですね。「この苦しみを早く終わらせたい、私の手で必ず終わらせてみせるッ……!」と勉強から逃れたい一心で再受験までの1週間を過ごし、布団の中でもスマホで勉強する生活でした。おかげで目がバッキバキに充血。まだ尾を引いております。
土曜の午後、会場へ向かいましたら 2つある部屋の 1つで漢字検定の試験を行っており、男子中学生が 5名ほど受付の順番待ちをしていて、受付の方が早口(×2倍速)で説明をして1名ずつ部屋へ送りだしている光景に緊張がちょっとほぐれました。他の方が自分より焦っていると冷静になる、あの感じです。
2回目の試験をスタートし、相変わらず苦悶の表情で回答を選び、覚悟が決まったところで回答を送信。最近はアンケートへの回答も求められてそりゃ答えるけれど心情的に「それどころじゃねえ!早く結果をくれ!」と思いながらクリック&クリックで、「合格」の結果を確認して思わずガッツポーズ。
でも、あとから正答率見たら危なかったんですよ。ほぼギリギリ合格ライン超えた感じで、「私はついさっきまで運命の選択をしていたのだわ」と思ったらドキドキがとまらない。もう開放してほしいのに。まあ合格は合格だっていうことで、その日のビールはおいしかったですね🍺ついでに焼酎と日本酒もいきましたよね。
AIスペシャリストの所感
前述のように、ヘルプページの試験範囲の機能について詳細が書かれているところはまだ日本語未対応のページが多いです。簡単に翻訳できますけれど、用語の訳が実際の試験のものと一致しているわけではないので、そのあたりの脳内変換作業が必要になります。
また、
Agentforceが 9月に発表になり、一部 Salesforce組織と日本語の関連コンテンツが一致していないところもあり、まだ混乱しやすいかもしれません。きっとすぐに一致するようになるはずですが。
試験問題は、細かなところやユースケースが問われますし、「どの方法が最適か」を問われる問題では機能の組み合わせのパターンが用意されており、しっかり各機能の特徴を理解する必要があります。
また、これは私の知識のなさがあると思うのですが、「そんなの聞いたことないよ」という用語が登場したり、アドミニストレーターの知識のレベルではかなり周到に準備していかないと合格は難しい印象でした。人によりますけどね!まったく見当もつかない問題もあるでしょうから、各機能の特徴および留意事項、試験でよく出題されるオプションの種類やサポートするオブジェクトなどはしっかりと覚えて確実に正解するようにするのがいいかもしれません。
AIを進んでやる必要性を感じていなかったのですが、やってみると面白いですね。でも同時にプロンプトの書き方や、機能を組み合わせて使用する手順や考慮事項を考えると、やはり専門知識やスキルが必要なのだとわかりました。プロンプト、うまく書けるようになりたいです。
受験体験記を終わります。
おまけ
実家に帰ったのは色々理由あるんですが、こちらのイベントも理由のひとつです。
怪談師 城谷歩さんの怪談イベント。私は怪談が大好きなのです。サブスクも登録済み。城谷さんを生で見るのは 4回目?とうとう遠征まで果たしました。
グッズもしっかり購入。
お寺で怪談を聞くという憧れシチュエーションを叶えられて満足です。
今回お世話になったテストセンター。へ続く通路。地方のショッピングセンターに漂う哀愁。
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