※こちらは過去に公開していたブログからの移行記事です。
マクロって聞いたことありますか?
Excelのマクロではなく、Salesforceのマクロ。
うっすら聞いたことがある程度でしたが、Service Cloudの認定コースを受講時に初めて触りました。
何となく難しそうなイメージがあり挑戦していなかったのですが、思っていたよりは簡単に設定できるし、ユーザの負担を軽減してくれるので、「とにかく入力が面倒」「ルールと手順を覚えられない」というユーザのお悩みに応えてくれるかもしれません。
マクロでできること
決められた操作をワンクリックで自動的にできるようになります。
業務フローの中で、必ず行う操作ってありますよね。それをマクロで一括で実行できます。
※すべてのアクションおよび項目を指定できるわけではありませんので、ご注意ください。
設定例
状況
営業メンバーの活動管理において、商談レコードからいつも決まった内容のToDoレコードを作成している。
同じ内容なので、自動的に決まった値でレコードを登録できるようにしたい。
事前準備:マクロを画面に追加する
「商談」でマクロが使えるよう、アプリケーションマネージャからマクロユーティリティをアプリケーションに追加します。
今回は、「Lightning Sales」に追加します。これで商談レコード画面でもユーティリティバーに「Macros」が表示されるようになります。
1.「設定>アプリケーション>アプリケーションマネージャ」のアプリケーションの一覧から、マクロを設定するアプリケーションの「▼」をクリックし、「編集」をクリックします。

2.「ユーティリティ項目」へ「マクロ」を追加し、保存します。

セールスアプリケーションの画面の下にマクロ(ユーティリティーバー)が表示されました。

マクロの設定手順
1.適当な商談レコード画面から「Macros」をクリックします。
マクロの作成が初めての場合は、「まだマクロがありません」という画面が出ますのでそこから「マクロを作成」をクリックします。

2.新規マクロ画面でマクロ名を入力し、保存ボタンをクリックします。

3.マクロ画面右上の「命令を編集」ボタンをクリックすると、別タブでマクロビルダーの画面が開きます。

4.「命令を追加」ボタンをクリックし、画面左側のレコード画面の「新規ToDo」をクリックします。

5.「件名」や「期日」など、値をいれたい項目をクリックしてから、画面右側で値を指定します。
「期日」項目では、相対日付を使うこともできます。

6.画面左側のレコード画面の「新規ToDo」の「保存」ボタンをクリックしてから、画面右上の「保存」ボタンをクリックします。

テストします
1.タブを閉じ、商談レコードの画面から「Macros」をクリックすると、作成したマクロが表示されます。

2.マクロを選択し、「マクロを実行」ボタンをクリックします。

緊張の一瞬

おお~
操作を終了する場合は、マクロの「完了」ボタンをクリックします。
参考
◇ Salesforce >Trailblazer community > ヘルプ > マクロの前提条件◇ Salesforce >Trailblazer community > ヘルプ > Lightning Experience でのマクロの作成