※こちらは過去に公開していたブログからの移行記事で、Winter'20のリリース前に書かれたものです。
まず初めに、この記事を書いている人物は学生時代も社会人になってからも文系まっしぐらで、webの仕組みに明るくないということを先に申し上げておきます。
(弊社のアドミがすべてこういう人間ではないので、ご安心ください)
リリースノートを流し読みしていて、「おぉ」と少し驚いたページがありました。
◇ Salesforce Winter'20 リリースノート > カスタマイズ > 一般設定 > レコードのレイアウト変更が保存後に表示されるまでの遅延まとめると、カスタムオブジェクトのレコードページは…
・通常のレコードページの閲覧、編集時のパフォーマンスが改善されるよ。
・でもその代わり、レイアウトを変更したときの反映は遅くなるよ。15分位かかるよ。
・一般ユーザがレイアウトの変更確認できるのは、もっと遅くて最大1時間かかるかもしれないよ。
・すぐに変更結果を確認したいときは、みんな、ログインし直してね。
・でも Lightningアプリケーションビルダーとか使っているときはすぐに変更反映されることもあるよ。
リリースノートを読み解く
リリースノートの冒頭にはこう書かれています。
カスタムオブジェクトのレコードページのレイアウトを変更しても、レイアウトの変更はすぐには表示されません。レコードページの変更後のレイアウト、ページの再読み込みから約 15 分後に表示されます。
この変更と引き換えに、レコードページのパフォーマンスが改善されました。
さらに
理由: カスタムオブジェクトのレコードページでは、デュラブルキャッシュを使用して永続的にデータを保管するようになりました。新しいページを開くと、キャッシュが自身で更新し、データが利用できるためページの読み込みがスピードアップします。デュラブルキャッシュを無効化するには、Salesforce からログアウトして、ログインし直します。デュラブルキャッシュは、安全なブラウザキャッシュが有効化されている (デフォルト設定) 組織で使用できます。
何度か読み返してもよくわからなかったので、「永続的なキャッシュ」で検索してみると、「セッションの設定」に関するヘルプページが見つかり、「パフォーマンスを向上させるためにブラウザの安全で永続的なキャッシュを有効にする」の設定について説明がありました。
◇ Salesforce >Trailblazer community > ヘルプ > セッションセキュリティ設定の変更ブラウザの安全なデータキャッシュを有効にし、サーバとの往復処理の増加を避けることでページの再読み込みパフォーマンスを向上させます。すべての組織で、この設定がデフォルトで選択されています。
つまり、
レコードページの閲覧時、保存されたキャッシュを読み込むため、サーバとの往復処理が減少し、画面の表示速度が上がるが、結果的にレコードページへの変更が反映されるのは遅くなる、ということ、かと。
変更をすぐに確認する方法
リリースノートにはこうありました。
方法: レイアウトの変更を直ちに表示するには、一度ログアウトしてからログインし直します。他のユーザに対して変更が表示されるまでには、ページの再読み込みから最大 1 時間かかります。他のユーザも、一度ログアウトしてからログインし直せば、すぐにレイアウトの変更が反映されます。
とりあえず
ログインし直せばすぐ確認できるってことらしいです。
変更が適用される場所
カスタムオブジェクトの
・ページレイアウトエディタ
・コンパクトレイアウト
・Lightning ページで更新されたレコードレイアウト(Lightningレコードページ、ホームページ、アプリケーションページのことかと)
ただし、
Lightning アプリケーションビルダーなどを使用して Lightning ページにレイアウトの変更を加えた場合は、ページの再読み込み後に変更が直ちに反映されます。ただし、他のユーザやブラウザに対して変更が表示されるまでには、ページの再読み込みから最大 1 時間かかります。レイアウトの変更を直ちに反映させるには、一度ログアウトしてからログインし直してください。
とのこと。
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