※こちらは過去に公開していたブログからの移行記事です。
今日はナレッジはお休みして、Salesforceの内製化について書きたいと思います。
「内製化」というキーワードですでに「何のこっちゃ」という方もいらっしゃることでしょう(書いている私もそうですし)。
言い換えるならば「自分たちで最適な設定を行い、管理ができる」ということです。
複雑なことをしなくてもダッシュボードは作れる
日々こちらで記事を公開しておりますが、元ネタはSalesforceへ蓄積しているナレッジです。
月の目標ナレッジ数を決め、現在どのフェーズ(作成中、公開、修正中など)のものがどれくらいあり、目標までどれくらいなのか、を確認するために、レポートとダッシュボードを作成しています。
こんな感じだったり↓
こんな風にしたり↓
これらは、ナレッジと関連オブジェクトのレポートを使用したダッシュボードです。
「あの数字確認しないと」「最近の傾向を見たいな」「時期によってばらつきはあるのかしら」「この数字は報告しないと」と思ったときに、「こういうレポートを作ってこれでグルーピングして、合計だせばいいかも」なんてレベルの閃きから発展させて作ったものです。
中には、項目を追加したりちょっとした手間をかけたものがありますが、基本的なオブジェクト構成をしっかり作り、必要な情報を分類して入力していれば、複雑なことは必要ありません。
何が見たいかをわかっている人が作る。それが手っ取り早い。
欲しいレポートとダッシュボードが作れるのは、私自身が項目を作り、必要な設定を行い、どこにどの情報があるかを知っているからです。構成を知っているから、「あれとあれをこうして~」と、すぐに可視化することができます。
内製化をオススメする理由のひとつが、これです。
ベンターにすべてお任せしてしまうと、ずっとベンダーに依存して生きていかなくてはなりません。
「要望を伝えれば全部やってくれるから安心。ずっと長いお付き合いを考えているから大丈夫…」というそこのあなた、絶対はあり得ません!
どういう風に情報を入れているから、こういうかたちで情報を可視化できる、という仕組みを知らないままお任せしつづけると、
・いつの間にか複雑なシステムができあがり、メンテンナンスや改修、新機能の導入時に何から手を付けていいかわからなくなります。
・すぐに情報が必要だ!というときに、誰かにやってもらうことに慣れているので、本来ならばすぐに確認できるはずのものを見ることができません。
おわりに
ベンダーが悪ということではありません。導入時や大規模な改修の際には、知識や経験が豊富な人の力を借りることも大切です。
ただ、ベンダーやコンサルタントがいても、彼らは新しい理論や彼らなりの知見を持ってビジネスを分析してくれるでしょうが、あなたのビジネスを熟知していませんし、ずっとあなたのビジネスについて考え、付き合ってくれるわけではありません。契約期間という終わりがあります。
あなたのビジネスについて、どうすべきかを常に考えているのは、あなた自身ですよね?
その数字や、指標の意味を理解し、実際に使用するのは、そのビジネスの中にいる人です。
内製化について一度検討してみませんか?