Winter'21では、モバイルでも細かな改修や機能追加が行われるようです。
◇ Salesforce Winter ’21 Release Notes > Mobile > Salesforce Mobile App >
Everything That’s New in the Salesforce Mobile Appしかしながら、表を見ると、iOSではできるけれど、Androidではできないこともありますね。
リリースノートから表をお借りしました。
今回は、設定は簡単ですが見た目のインパクトがありました、
Launchpadのについて書きます。
Launchpadとは
新しく追加される Lightningコンポーネントです。Lightningアプリケーションでレイアウトにコンポーネントを配置し、表示する項目を選択します。必要な情報へアクセスするために、タップする回数を減らすことができます。
◇ Salesforce Winter'21 Release Notes >Create Shortcuts to Users’ Essential Pages・設定画面の説明によると、選択できる項目は、タブが作成されている標準オブジェクトおよびカスタムオブジェクト、Lightningコンポーネント、Lightningページ、Visualforceページ、Webサイトのようです。
Choose items to include,and arrange the order in which they appear.You can add up to 20 items. Available items are those that have tabs associated with them. You can create tabs for custom objects, Lightning component,Lightning pages, Visualforce pages, and websites
・リリースノートを読むと、最大 20項目追加でき、そのうち最初の 6項目がページに表示されます。残りは「View More」(日本語だと「さらに表示」になりますかね?)をタップして表示するようです。
How: Add the Launchpad Lightning web component to a Lightning page. Add up to 20 items to the launchpad. Users see the first six items on the page, with the option to view more. After you click Save, view your launchpad by navigating to that page in the Salesforce mobile app or on desktop.
それでは設定してみます。
設定手順
今回は商談のLightningページに設定します。
1.Lightningアプリケーションビルダーを開きます。
商談オブジェクトのレコードページを開き、【歯車】>編集ページの順にクリックします。
2.左側のコンポーネント一覧から、「Launchpad」をレイアウトのプレビューへドラッグ&ドロップします。
3.追加した「Launchpad」コンポーネントをクリックして、右側にプロパティを表示し、【選択】をクリックします。
4.「利用可」の一覧から表示したい項目をクリックし、▶をクリックして「選択済み」に追加します。すべて追加し終えたら、【OK】をクリックします。
今回は、グループ、取引先責任者、ファイル、レポート、サークレイス株式会社(webタブ)、キャンペーン、商品、価格表を追加しました。
5.【+検索条件を追加】をクリックします。
6.モバイル(電話)のみにLaunchpadコンポーネントを表示させたいので、次のように設定し、右下の【完了】をクリックします。
条件種別:デバイス
項目:Form Factor
演算子:等号
値:電話
7.画面右上の【保存】をクリックします。
有効化が必要な場合は、【有効化】ボタンをクリックし、有効化を行います。
有効化の方法については、活用ガイド
レイアウト⑥レコードページをユーザに割り当てる をご確認ください。
※活用ガイドは会員登録(無料)を行っていただくと閲覧できるようになります。
登録は
こちらからどうぞ。
挙動を確認します
デスクトップに変化はありませんが
モバイルで商談を開いてスクロールすると、きちんと表示されていました。
webタブもちゃんと切り替わります。
おまけ:モバイルのレイアウトを調整
使い易いように画面のトップに表示させたいので、レイアウトを調整します。
1の手順でLightningページの編集画面を開き、プレビューのフォームを「デスクトップ」から「電話」に変更します。
「Launchpad」コンポーネントを画面上部にドラッグして、画面右上の【保存】をクリックします。
モバイルの画面を再度確認すると、商談レコードページの最上部に「Launchpad」コンポーネントが表示されています。
感想
Lightningアプリケーションの機能が充実して、レイアウトでカスタマイズできる部分がどんどん増えています。モバイルの画面は、デスクトップと比較するとあまりカスタマイズできない印象でしたが、こちらもまた変わっていくかもしれませんね。
公開:2020年8月31日
更新①:2023年8月22日