※こちらは過去に公開していたブログからの移行記事です。
わりとよく頂くご要望であり、設定することも多いですが、慣れていないと手こずることもあるので、備忘録として書きます。
やりたいこと
商談が作成されたら、レコードの所有者のマネージャにメールで通知したい!
手こずるポイント
受信者にマネージャを選べない!?
メールアラートの受信者種別には、「レコードの所有者のマネージャ」が含まれておらず、そのままでは受信者に指定できません。
◇ Salesforce > ヘルプ > メールアラートで使用可能な受信者種別対処法
レコード上にマネージャ(ユーザオブジェクト)を参照する項目を用意し、商談が作られたタイミングで項目自動更新でマネージャの情報をその項目に登録し、レコードの「関連ユーザ」としてマネージャをメールの受信者に指定できるようにします。
※関連ユーザとは、レコード上でそのレコードに関連付けられたユーザです。
※関連ユーザはメールアラートの受信者として選択できます。
※自動化のアクションでは、項目自動更新が最初に実行されます。
◇ Salesforce > ヘルプ > 項目自動更新アクションの考慮事項・項目自動更新は、メールアラート、ToDo、およびアウトバウンドメッセージの前に実行されます。
所有者のマネージャ情報を参照できない!?
ワークフロールールでは、親レコードの値(この場合はユーザを参照しているので、ユーザオブジェクトが親)で子レコード(商談)を更新できません。
対処法
プロセスビルダーでは参照関係であっても、親、子どちらからでも情報を参照して更新できるので、プロセスビルダーを使用します。
※もちろんフローでもできます。
設定概要
1.商談オブジェクトにユーザオブジェクトを参照する参照項目を作成。
商談でユーザを親とする参照項目を作成。 2.メールアラートアクションを作成し、受信者にレコード所有者と1の項目(関連ユーザより指定)を選択。
※プロセスビルダーを作っている途中でメールアラートを作成することもできますが、余裕を持って前もって準備しておきます。
「受信者種別:関連ユーザ」にすると作成した項目が選べます! 3.商談が作成されたときが条件となるプロセスビルダーを作成し、「所有者のマネージャ」情報を1の項目へ登録する項目自動更新を設定。




4.2のメールアラートを追加。


テストしてみます
Good Guyさんのマネージャは姓名さんです。

Good Guyさんが新規商談を作成します。

「レコード所有者のマネージャ」項目にはちゃんとGood Guyさんのマネージャが登録されてます!

メールもマネージャあてに飛びました。
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