皆さん、「dataloader.io」ってご存知ですか?
恥ずかしながら全く認識しておらず(もしくは教わったけど記憶を消去したか)、チーム内で話題に出たときもずっと「?」しか浮かばず、先輩に教わりました。
dataloader.ioとは
・Salesforce のデータ一括更新ツールです。インストール不要で、組織から直接使えて、データローダと同じことができます。
・元々MuleSoftという会社が作っていたアプリケーションで、MulesoftがSalesforceに吸収されたため、Salesforce のツールとして使用できるようになったようです。
・無料版では 10,000 レコード/月、10MB までのファイルのダウンロードが可能です。それ以上は有料となり、契約するEditionによって異なるようです。
日本語の資料があまりなく、詳細な手順が記載されているのがTrailheadであったため、早速やってみました。ただし、推奨されるがまま英語で操作しておりますので、何卒ご了承ください。
◇Salesforce>Trailhead >プロジェクト >※最初のモジュール「データインポートウィザードの活用」は本記事では割愛します。
dataloader.io を使用したデータのエクスポート
[Accounts (取引先)] のデータのうち、項目「Type」の値が「Customer」であるレコードの、ID、名前(Name)、部門(Site)のデータをエクスポートします。
詳細な手順などはTrailheadを参照していただきたいので、今回は操作した画面を流れのままに載せていきます。
1.[設定 >ホーム]タブの検索ボックスで「Dataloader.io」と入力し、dataloader.ioの画面を表示します。
2.右上の【Launch dataloader.io】をクリックします。
3.リダイレクト画面が出る場合は【Confirm】をクリックすると、
dataloader.ioの画面が開きます。今度は【Login with Salesforce】をクリックします。4.画像のような状態になっていることを確認し、【Login】をクリックします。
I have a custom Salesforce domain (Salesforce カスタムドメインあり):オフ
Environment (環境):Production (本番)
I agree to the terms of service (サービス契約条件に同意します):オン
「Allow Access?」が出たので【Allow】をクリック。
5.画面左上の【NEW TASK】をクリックし、続けて【EXPORT】をクリックします。
6.Object(オブジェクト)で「Account」を選択し、【Next】をクリックします。
7.画面左側のFields(項目)で、今回抽出したい項目3つにチェックを入れます。
Account ID
Account Name
Account Site
8.「SQQL Query」をクリックし、
Select Id, Name, Site FROM Account WHERE Type LIKE '%Customer%' と入力したら、【Next】をクリックします。
項目「Type」の値が「Customer」の取引先レコードの、ID、Name、Siteのデータを抽出するよう指定します。
9.続けて【Save & Run】をクリックします。
10.「Love your Dataloader ?」の表示がされたら、「Not now. Let me load more data. 」をクリックします。
11.エクスポートが成功したようなので、「11 successes」の部分をクリックして、CSVをダウンロードします。
12.無事、エクスポートできました。
感想と補習
ほとんどの操作は難しくなくスムーズにできますが、問題は「SQQL Query」です。私自身はSalesforce 以外のシステムに関してはど素人なのでちょっとビビりました。今回はお手本があったからいいのですが。
調べてみると、このようなTrailheadがありましたので、こちらでSELECT句とWhere句の使い方を抑えておけば、抽出には事足りるのかな?と思います。
◇Salesforce >Trailhead >Apex の基礎とデータベース >SOQL クエリの作成Trailheadではこの後データの更新を行いますが、それはまた別の記事にしますので少々お待ちください!
※「
dataloader.io でデータを更新するTrailheadをやってみました」、公開しました。