数式を利用したデフォルト値の設定
ロングテキストエリアなどでデフォルト値で改行を入れるには、
BR()数式
を使います。BR()は、”&”で囲って使用します。
(参考)
Salesforceのヘルプ 数式の演算子と関数例として、商談オブジェクトでカスタム項目「引継ぎ事項」を作成し、ユーザプロファイル毎に、改行を含むデフォルト値を設定する方法を考えます。
設定>オブジェクトマネージャより「商談」を選択
項目とリレーションより ロングテキストエリア項目を新規作成します。
「デフォルト値」欄に、下記の数式を設定します。
CASE( $Profile.Name,
"Sales User" ,
"①セールス担当 引継ぎ項目1" & BR() &
BR() &
"②セールス担当 引継ぎ項目2 ",
"Support User",
"①サポート担当 引継ぎ項目1" & BR() &
BR() &
"②サポート担当 引継ぎ項目2",
"")
プロファイル:Sales Userがレコードを新規作成した場合
プロファイル: Support Userがレコードを新規作成した場合
ユーザのプロファイルによって、デフォルト値を出しわけることができました。
ただし、記号ばかりでちょっとした変更に対応するのも、手間取りがちです。。。
こんなとき、カスタム表示ラベルの利用が便利です!
カスタム表示ラベルを利用したデフォルト値の設定
(参考)
Salseforceヘルプ カスタム表示ラベル設定より
ユーザインターフェース>カスタム表示ラベルを選択 「新規カスタム表示ラベル」ボタンを押下します。
「値」欄に、プロファイル別のデフォルト値を設定します。
このとき、BR()数式は不要です。
・セールス用引継ぎ事項(名前: SalesInheriting )
・サポート用引継ぎ事項(名前: SupportInheriting )
の2つのカスタム表示ラベルを作成しました。
項目編集から、デフォルト値の設定に戻ります。
数式エディタから
差し込み項目の種類:$Label を選択
項目の挿入から作成したカスタム表示ラベルを選択します。
CASE( $Profile.Name,
"Sales User",
$Label.SalesInheriting ,
"Support User",
$Label.SupportInheriting ,
"")
数式もシンプルに!デフォルト値のメンテナンスも簡単になりました!
ぜひ利用してみてください。
{{i18n("articles.view.premium")}}