お客様より下記のような依頼があり、調査をしました。
状況
通常のレコード編集画面(デフォルトの【編集】アクションとインライン編集での操作画面)では、参照先レコードの「商品候補」が表示されますが、
新しく作成して追加したレコード編集アクションでは、商品候補が表示されません。
追加したアクションでも参照先レコードの候補を表示したい!
というわけで調査しました。
原因を探って各設定を調査
①項目のルックアップ検索条件
「商品候補」が表示されているため、検索条件が設定されているのかな、と考えられたので、最初に同項目の検索条件を調査します。
なるほど…
「販売中フラグ=True」かつ「商品の取引先ID=商談の取引先ID」である必要があるんですね。
ん?商談の取引先ID…?
よく見てみるとアクションに
取引先を判別する項目がありませんね。
検索条件で設定しているので、ないと困りますね。
今度はアクション側の設定を確認してみましょう。
②アクション
アクションはオブジェクトマネージャの「ボタン、リンク、およびアクション」で確認します。
該当のアクションのレイアウト画面を開いてみます。
あ、「商品(カスタム)」項目の隣に連動項目マークがありますね!
連動項目とは、その項目に対して制御する項目があり、その値により連動項目側の値が制御されるようになる、という項目です。
アクションでは連動項目を配置する場合、制御項目も一緒に配置する必要があります。
この画面のまま設定を進めようとすると、
というようにアラートが表示されます。そう、
「取引先」は「商品(カスタム)」の制御項目として機能しているようです。そうなると、
「取引先」も一緒に配置しないと想定通りに動作しないことになります。
③「取引先」項目を配置
「取引先」項目を追加して、挙動を確認します。
結果……
商品候補が表示されるようになりました!!
このアクションの仕組みは、ルックアップ検索条件という状況だけではなく、連動型の選択リスト項目でも同様の動きになります。
「サービス名」項目にて制御を行っている「サービス種別」項目をアクションに配置する場合、必ず「サービス名」項目も一緒に配置する必要があります。
アクションのレイアウトには無駄な項目を省きたいところですが、ルックアップ検索条件に沿っているかを確認し、連動項目を配置する場合はきちんと制御項目も配置するよう注意したいです。
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