今まであまり詳細を書かないままここまできてしまった「プレリリース組織」。私は長い間存在を知らず、そのときに自由に使用できる Sandboxがなければリリースノートで想像力を駆使するしかなかったのですが、ちゃんとSalesforceさんは考えてくださっていましたよ。
プレリリース組織とは
・新機能がリリース済みの、次回バージョンの環境に更新されている Developer Edition の組織、または *1トライアル組織(Professsional Edition か Enterprise Editionを選択)のことをプレリリース組織と言い、専用のページから取得することができます。
*1:ログインの有無にかかわらず、60日で削除されてしまうようです。
・リリースの約2ヶ月前から取得可能となるため、Sandboxでのプレビューよりも早いタイミングで新機能を確認できます。
こちら↓からアクセスできます。
サインアップ画面です 通常のサインアップのようにメールが届くので、パスワードの設定の手続きを行ってログインします。
Summer’21のロゴはCloudyですね。
Release Readiness Trailblazers で情報を共有しよう
こちらのコミュニティのグループでは、リリースに関する情報がいち早く共有されます。
プレリリース組織がオープンされると、「Treasure Hunt」という、プレリリース組織にログインして発見した新機能を投稿するイベントが開催されます。Summer’21でも開催されているようです。
特典としては「特性バッジが貰える」とのこと。詳細はグループ内の投稿をご確認ください。
最新情報を得るためだけではなく、英語の勉強にもなりますあい、世界中のアドミニストレーターと新機能についてやり取りをするのは結構たのしいですよ!私は発見したことを投稿したことはありませんが、気になる機能について質問したり、検証結果を共有したりしていました。Salesforce ユーザであればグループに参加できるはずなので、まだの方はぜひ参加してみてください。
噂によると今回はフローに対する改修がまた多く入ったようです。フロー、勉強しなおさなくてはいけません……。
注意点
プレリリース組織の取得タイミング(時期によってインスタンスが異なるようです)によっては、新機能や改修内容が反映されていないこともあります。新しく取得しなおすことで、確認できる場合もあります。
Sandboxを使用できない方、ざっくり新機能を試してみたい方、プレリリース組織を活用してみてはいかかでしょうか?
公開:2021年4月15日
更新①:2023年8月17日
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