Summer’21 カスタム項目の上限が 900に増える（かも）
カスタム項目の上限が、ほとんどのエディションで 900に増えるかもしれません。
Admin
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リリースノートの記事を書くときは、全体を流し読みしながら「これは需要がありそう」とか「面白そう」と思ったページをさらに詳しく読んで検証を進めるのですが、今回は「え？本当？」と何度も読み返してしまったページがありました。
ちなみに現在の上限については、このあたりのページで確認する感じかと。
◇ SALESFORCE ヘルプ ＞ドキュメント ＞SALESFORCE の使用開始
Salesforce の機能とエディションの割り当て
◇ SALESFORCE ヘルプ ＞ドキュメント ＞コードではなくてクリックによる SALESFORCE の拡張
オブジェクトごとに許可されるカスタム項目
カスタム項目の上限が迫り、項目を整理しなくてはならない状況に陥ってしまうパターンなどもよく聞きますし、要件にピッタリな AppExchangeをインストールしたくても項目の上限がネックとなっているのであれば、今回の変更はとても助かりますね。
それでも……、項目は作り過ぎないほうがいいです。カスタム項目は比較的簡単に作成できてしまうので、権限を持ったユーザがどんどん追加していき、何が有効な項目かわからなくなっていったケースも多く見受けられますので、上限が変わるからと言って、作り過ぎは禁物です。
公開：2021年4月22日
更新①：2023年8月17日
◇ Salesforce Summer ’21 Release Notes > Customization > Fields >
Install More Custom Fields
とにかく読んでいただきたいです。Install More Custom Fields↓日本語訳です。
The total hard limit for custom fields per object has been increased to 900, so now you can allocate more fields to the different use cases that you support.
Where: This change applies to Lightning Experience and Salesforce Classic in Contact Manager, Developer, Professional, Enterprise, Essentials, Group, Personal, Performance, and Unlimited editions.
Why: Each Salesforce edition has a limit on the number of custom fields per object that you can create and install. The new 900 limit on custom fields per object allows you to install more fields from AppExchange. For example, for the Unlimited Edition, you can create 800 custom fields on an object and install 100 fields from a managed package. The custom field limit can’t exceed 900, so if you’re approaching the limit, we recommend that you hard delete or erase custom fields that you no longer need.
The new 900 field hard limit applies only to these objects.
Account
AccountContactRelation
Asset
Campaign
CampaignMember
Case
Contact
Custom Object
Individual
KnowledgeArticleVersion
Lead
Opportunity
OpportunityLineItem
Order
OrderItems (Order Product)
Product2 (Products)
Solution
Users
UserRole (Role)
より多くのカスタム項目を追加する
オブジェクトごとのカスタム項目の総制限数が 900に増加したため、サポートするさまざまなユースケースに、より多くの項目を使用できるようになります。
対象：Lightning Experience と Salesforce Classic の Contact Manager、Developer、Professional、Enterprise、Essentials、Group、Personal、Performance、Unlimited エディションに適用されます。
理由：Salesforceの各エディションには、作成およびインストールできるオブジェクトごとのカスタム項目数に制限があります。オブジェクトあたりのカスタム項目数が900に変更されたことで、AppExchangeからより多くの項目をインストールすることができます。例えば、Unlimited Editionの場合、オブジェクトに 800個のカスタム項目を作成し、管理パッケージから100個の項目をインストールすることができます。カスタム項目の上限は 900を超えることはできませんので、上限に近づいている場合は、不要になったカスタム項目を物理削除または消去することをお勧めします。
新しい 900項目の上限は、以下のオブジェクトにのみ適用されます。
取引先
取引先と取引先責任者のリレーション（AccountContactRelation）
アセット
キャンペーン
キャンペーンメンバー
ケース
コンタクト
カスタムオブジェクト
人
ナレッジ記事バージョン（KnowledgeArticleVersion）
リード
商談
商談商品
注文
注文商品
商品
ソリューション
ユーザー
ロール
ちなみに現在の上限については、このあたりのページで確認する感じかと。
◇ SALESFORCE ヘルプ ＞ドキュメント ＞SALESFORCE の使用開始
Salesforce の機能とエディションの割り当て
◇ SALESFORCE ヘルプ ＞ドキュメント ＞コードではなくてクリックによる SALESFORCE の拡張
オブジェクトごとに許可されるカスタム項目
ひとこと
上限についてなので、プレリリース組織やSandboxでは確認できないと思いますが（実際プレリリース組織では変わっていませんでした）、これが本当であれば大きな変化です。カスタム項目の上限が迫り、項目を整理しなくてはならない状況に陥ってしまうパターンなどもよく聞きますし、要件にピッタリな AppExchangeをインストールしたくても項目の上限がネックとなっているのであれば、今回の変更はとても助かりますね。
それでも……、項目は作り過ぎないほうがいいです。カスタム項目は比較的簡単に作成できてしまうので、権限を持ったユーザがどんどん追加していき、何が有効な項目かわからなくなっていったケースも多く見受けられますので、上限が変わるからと言って、作り過ぎは禁物です。
公開：2021年4月22日
更新①：2023年8月17日