Salesforce Live 、参考になるお話を聞けるのはもちろん、Salesforce 仲間がたくさんいらっしゃることを再確認できて、仕事に対するモチベーション維持の機会となっています。関係者の皆様、ありがとうございます。
今日の記事では、Professional Editionのできること、できないことをあらためて確認します。というのも、以前の記事「
レポートのクロス条件:特定期間内に〇〇のない△△を確認するレポートの作り方の詳細」でも「Proffesional Editionではクロス条件使えない」というコメントを頂きまして、「あるはずのものがない!」「有効化とか必要ないはずなのに?」という場面で、実は「Professional Editionだったから」ということがよくあります。
使用できない機能を探し求める時間をなくすため、すべてを覚える……とまではいかなくても、主要な機能については知っておいたほうがいいと思います。
Professional Edition とは
ヘルプページにはこのように書かれています。
◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >SALESFORCE の使用開始 >Salesforce エディションProfessional Edition : CRM の全機能を必要とするビジネス向けに設計されています。簡単で使いやすいカスタマイズ、インテグレーション、管理ツールが含まれており、中小規模のリリースを容易に進めることができます。
よくわかりません。
Editionごとに使用できる機能、その違いについてはこちらの2つのページにもありますが、ちょっとわかりにくいです。
◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >SALESFORCE の使用開始 >Salesforce の機能とエディションの割り当て◇ 最適な Salesforce エディションの選択方法 (PDFファイル)重要と思われる機能について、まとめてみます。
なお、現時点でヘルプページなどSalesforceの公式ページで確認できた情報を記載していますが、リリースなどにより変更される場合もありますので、ご注意ください。
自動化機能
Professional Editionで使用可能
・プロセスビルダー
・フロー
※合計5つまで
Professional Edition で使用不可 ・ワークフロー
・承認プロセス
レポート&ダッシュボード
Professional Editionで使用可能 ・カスタムレポートタイプの作成
・レポート作成スナップショット
・ユニークカウント
・行レベルの数式
・レポートの登録
・ダッシュボードの登録
Professional Edition で使用不可 ・結合レポート
・履歴トレンド
・バケット項目
・クロス条件
※Professional Editionでのクロス条件の代替案について、ナレッジ記事が掲載されています。
◇ Salesforce >ヘルプ >ナレッジ >Professional Edition 組織での商談が存在しない取引先のレポートレコードの一括更新
Professional Editionで使用可能 ・データインポートウィザード
・一括削除※ただしカスタムオブジェクトは不可
Professional Edition で使用不可 ・データローダ
※組織で API が有効化されている場合にのみデータローダが使用可能。
有償オプションが用意されているが、データ移行時については要問合せ。
権限/ユーザの管理
Professional Editionで使用可能 ・ロール
・カスタムプロファイルは作成可能だが、上限は 2(Summer’21リリース以降は 3)
・権限セット(および権限セットグループ)は最大 10個まで作成可能
※パッケージに含まれる権限セットの上限は 1,000、権限セットグループの上限は 1,500
・共有ルールは「取引先」「納入商品」「キャンペーン」「取引先責任者」に対してのみ設定可能
Professional Edition で使用不可 ・代理ログイン
その他
・動的フォーム/動的アクションは使用可能
・レコードタイプは各オブジェクトで3つまで作成可能
・取引先/商談チームは使用不可
・Developer Sandboxが作成可能、Developer Pro Sandbox は有償
ひとこと
Enterprise Edition のつもりでうっかり設定しようとしてしまいそうな部分についてまとめました。他に追加したほうがいいものがあれば、ぜひ教えてください。