最近よく、使用している項目を別オブジェクトに作成したい(移行して管理したい)、というご相談を受け、ひたすらカスタム項目を複製しています。
オブジェクトの項目を別オブジェクトに複製する場合、
1何かしらツールを使用し、オブジェクトの項目をデータを取得。
2.移行項目リストを作成。
3.2のリストをコピー&ペーストしてひたすら項目を作成。
という方法をとる方が多いと思います。
が、実は3.の項目作成作業…カスタム項目であればGoogle Chormeの拡張機能の「Salesforce DevTools」で簡単にできることに気づきました。
※「Salesforce DevTools」については、kさんの記事、「
Google chrome拡張機能 ~ Salesforce DevTools ~」をご確認ください。
以下、「Salesforce DevTools」がすでに使用可能な状態ですすめます。
なお、「Salesforce DevTools」は公式のツールではありません。ご使用は自己責任でお願いいたします。(ご所属会社のシステム部にご確認の上ご使用ください。)今回は「Salesforce DevTools」で商談オブジェクトの「サービス名」項目を「プロジェクト管理」オブジェクトに複製します。
①SalesforceをLEXからClassicに変更します。(この機能はClassicでしか利用できません。)
②商談オブジェクトの「項目」設定画面を開きます。
③「商談カスタム項目 & リレーション」が表示されるまでに下にスクロールします。
「Salesforce DevTools」によって、【一括編集】ボタンが作成されています。
この【一括編集】ボタンをクリックします。
④別オブジェクトに複製したい項目を選択します。
今回は「サービス名」項目を選択します。
表示ラベル横のチェックボックスにチェックが入ると、セクション上部にある【Clone】【Clone to】ボタンが使用できるようになります。
⑤【Clone to】ボタン横のリスト化から項目複製先のオブジェクトを選択します。
今回は「プロジェクト管理」を選択します。
⑥【Clone to】ボタンをクリックします。
項目の複製が完了すると、下記の表示がされます。
プロジェクト管理オブジェクトを見てみましょう。
「サービス名」項目が作成されています。
選択リスト値も問題なく設定されています。
この複製機能便利なのですが、下記の注意が必要です。
・選択リスト値の連動項目を複製する際は、先に制御項目を複製する必要があります。
・項目を参照している数式項目を複製する際は、先に参照先の項目を複製する必要があります。
今回は一つの項目を選択していますが、複数の項目を選択することもできます。
このツールは先に書いたように使用は自己責任です。
大変便利なので忙しい時は許可をとってでも使いたくなるツールですね。