Spring'22 のリリースノート(英語版)が公開されました!
◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE RELEASE NOTES >Salesforce Spring ’22 Release Notes本日キウイさんが公開してくださった「
Spring’22で承認プロセスの結果からフローがトリガできるようになる様子」についても、リリースノートで確認することができました。
◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE RELEASE NOTES >Salesforce Spring ’22 Release Notes >Flow and Process Run-Time Improvements in API Version 54.0引用します。
Approval and Time-Based Workflow Field Updates Now Execute Before-Save and After-Save Record-Triggered Flows
Field update actions associated with approval processes and time-dependent actions in workflow rules now execute before-save and after-save record-triggered flows so that these update actions can incorporate flow automation. In API version 53.0 and earlier, these field update actions don’t execute flows, so certain record updates don’t trigger corresponding flows. Workflow rules and processes created via Process Builder are unaffected.
As a result of this change, flows now run slightly more often and whenever Apex runs. This difference is most apparent in the execution of time-based workflow and approvals. For other types of save operations, there’s no impact.
Flow triggers are executed only one time per entity per transaction. Even a record update doesn’t execute a flow trigger a second time on the same entity. Also, flow triggers are executed when you use the Data Import Wizard and specify to trigger workflow rules and processes when the imported records meet the criteria.
These changes provide for a more straightforward understanding of the different scenarios in which before- and after-save record-triggered flows execute. For example, now when a field update action occurs, it’s easier to see when a flow executes.
↓日本語訳です。
承認プロセスと時間ベースのワークフローの項目自動更新で、フローの保存前・保存後のレコードトリガーが実行可能に
承認プロセスとワークフロールールの時間ベースのアクションに関連する項目自動更新アクションが、レコードトリガーによる保存前および保存後のフローを実行するようになり、これらの更新アクションにフローの自動化を組み込むことができるようになりました。API バージョン 53.0 以前では、これらの項目自動更新アクションはフローを実行しないため、特定のレコード更新が対応するフローをトリガーすることはありませんでした。プロセスビルダーで作成されたワークフロールールやプロセスは影響を受けません。
この変更により、Apexが実行されるたびにフローが実行される頻度が若干高くなりました。この違いは、時間ベースのワークフローと承認プロセスの実行で最も顕著に現れます。他のタイプの保存操作については、影響はありません。
フロートリガーは、トランザクションごと、エンティティごとに1回だけ実行されます。レコードの更新でさえ、同じエンティティで2回目のフロートリガーを実行することはありません。また、フロートリガーは、インポートウィザードを使用して、インポートされたレコードが条件を満たしたときにワークフロールールとプロセスをトリガーするように指定したときに実行されます。
これらの変更により、レコード保存前およびレコード保存後のフロートリガーが実行されるさまざまなシナリオをよりわかりやすく理解できるようになりました。例えば、項目自動更新アクションが発生した場合、フローがいつ実行されるかを簡単に確認できるようになりました。
承認プロセス→フロー という設定が必要な組織は多いと思いますので、今回の改修は本当にありがたいです。キウイさんの記事でもありましたが、API バージョン 54 で今回の変更が適用されるので、既存の設定には影響がない(はず)なのも嬉しい配慮です。
とはいえ、Spring’22でのフローの変更点がまたまた多そうなので、しっかり確認して新しい自動化の設定に挑みたいところです。
また、tmさんが検証し書いてくださった「
ワークフローのFlow移行ツール:Migration to Flow(Beta)を試してみました」の移行ツールの説明もありました。
◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE RELEASE NOTES >Salesforce Spring ’22 Release Notes >Convert Workflow Rules to Flows with the Migrate to Flow Tool (Beta)一応、移行ツールが使用できるワークフローの種類について書かれていましたが、活動については書かれていません(でも使えないという噂をチラホラ聞きます)。ベータ版なので、また変わるかもしれませんね。
いつも、リリース情報が出回る頃はそわそわし、新機能の追加や改修にわくわくしますが、今回は特に楽しみです。フローやMFAは情報を追っていないと業務に支障をきたすので義務感もありますが、「おもしろい」「これは助かる!」というリリースをしてくれるのが Salesforceさん。便利そうな、おもしろそな機能をリリースノートで見つけたら、可能な範囲でご紹介しますので、皆さまお付き合いくださいませ。
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Spring’22で承認プロセスの結果からフローがトリガできるようになる様子ワークフローのFlow移行ツール:Migration to Flow(Beta)を試してみました公開:2021年12月22日
更新①:2023年8月16日
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