MFA(多要素認証)の対応、皆さまお疲れ様でした🍵
まだまだ絶賛対応中という方、陰ながら(?)応援しています。
より堅牢なセキュリティとするために、内部ユーザにはMFAが必須となりましたが、外部ユーザからのアクセスコントロールを考慮しなくてはならない コミュニティのほうでも、引き続きセキュリティ面で見直しが進められているようです。
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ユーザの個人情報のより強力な保護の有効化 (リリース更新)ユーザの個人情報のより強力な保護の有効化 (リリース更新)
拡張個人情報管理を有効にしてポータルユーザやコミュニティユーザなどの外部ユーザが他のユーザの個人情報にアクセスできないようにします。[個人情報を非表示] 設定を置き換えるこの機能では、より多くの個人識別情報 (PII) ユーザレコード項目が保護されます。PII とみなすカスタムユーザ項目と標準ユーザ項目を決定することもできます。この更新は Spring '22 で最初に使用可能になりました。
対象: この変更は、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience に適用されます。
時期: Salesforce は、この更新を Winter ’23 で適用します。インスタンスのメジャーリリースアップグレード日を確認するには、Trust 状況に移動してインスタンスを検索し、[メンテナンス] タブをクリックします。
方法: [設定] の [クイック検索] ボックスに「ユーザ管理設定」と入力し、[ユーザ管理設定] を選択します。[個人情報を非表示] が有効になっている場合は無効にします。[拡張個人情報管理] を有効にします。
表示されないユーザ項目をカスタマイズするには、項目セットに追加します。
この更新を確認するには、[設定] から [クイック検索] ボックスに「リリース更新」と入力して、[リリース更新] を選択します。[ユーザの個人情報の強化された保護の有効化] で、テストと有効化の手順を実行します。
メモ: [拡張個人情報管理] を有効にすると、ゲストユーザは自分の PII 項目にアクセスできなくなります。たとえば、ゲストユーザは自分のメール情報を表示できません。
Winter’23に「個人情報を非表示」が廃止
現在、「
個人情報を非表示」という設定がありますが、こちらは
Winter’23に廃止予定になっています。代わりとなるのが「
拡張個人情報管理」です。「
拡張個人情報管理」を有効化することにより、より多くのユーザの項目を管理し、適切に外部ユーザからのアクセスをコントロールできるようになるようです。
「
拡張個人情報管理」権限を有効にすると、次の項目が外部ユーザから見えなくなります。
※★がついている項目は、「
個人情報を非表示」を有効化した際にも非表示になる項目です。
自己紹介
住所
別名★
会社名
部署★
ディビジョン
メール
送信者のメールアドレス☆
メール送信者の名前
メールの署名★
従業員番号★
内線★
Fax
マネージャ
モバイル
SAML 統合 ID★
電話
役職★
ユーザの写真のバッジテキストのフロート表示
ユーザ名★
表示/非表示をカスタマイズしたい場合
ユーザオブジェクトの設定画面にて、該当の項目の[
コンプライアンス分類]を変更することでカスタマイズできます。[
PersonalInfo]を選択すると、外部ユーザから非表示となります。
ひとこと
私自身、コミュニティについてはあまり明るくないのですが、まあ......、色々とありましたので、大きな変化については質問に答えられるようにしておきたく、今回まとめてみました。コミュニティをご利用の皆さま、Winter’23まで時間はありますが、お早めの確認をおすすめします。
参考
◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >SALESFORCE 組織の設定および管理 >外部ユーザへの個人ユーザ情報の表示の管理コミュニティ関連の記事
コミュニティのゲストユーザアクセスについて公開:2022年2月2日
更新①:2023年8月16日
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