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色覚障がいの方にとって使いやすい Salesforce画面を考える
Salesforceの「色」について、調べてみました。
Admin
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以前、アクセシビリティに関するIdeaについて取り上げました。
すべてのひとのためのシステムであれ。アクセシビリティに関するIdeaを見つけました。
このときは弱視の方を想定してこのIdeaを読んでいたのですが、ふと、色覚障がいを持っている方はどうなんだろうと思いました。
実は私の身内には色覚障がいを持っている男性がいて、工夫をしながら デザイナーとして働いています。彼に私の仕事を説明するときに、そういえば Salesforceの画面は、色覚障がいの方に見やすくなっているのだろうかと、Salesforceに携わって5年以上経って、やっと思い至りました。
Classicの場合
ユーザの「グラフの高コントラストパレット」設定
今回はじめてこのチェックボックスの存在を知りました(遅すぎますね)。
各ユーザ自身で、レポートのグラフ色のコントラストが色覚障がい者にとって判別しやすいように変更されるようですが、Classicの場合のみ機能するようです。
◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >SALESFORCE の使用開始 >特定色の識別障害を持つユーザ
Classicのレポートグラフを見てみると、同じグラフでも「グラフの高コントラストパレット」にチェックを入れた前後では色が変わっています。
Lightningの場合
カラーセーフパレットを選択
Lightningでは、ユーザの「グラフの高コントラストパレット」設定は反映されませんでした。代わりに、各グラフのカラーパレットで「カラーセーフパレット」に選択しなおすようです。
各レポートを閲覧でき、編集ができるユーザであればパレットを変更できるようです。
◇ SALESFORCE ヘルプ >分析>グラフのプロパティ
ダッシュボードの場合
ダッシュボードパレットにて、色調を選択できます。
各ユーザで見やすいパレットを選択させたい場合は、権限を付与する必要があります。
◇ SALESFORCE ヘルプ >システム管理者が [ダッシュボードの色を変更] を有効にできない
組織全体の色調について
こちらの調整は、組織の「テーマおよびブランド設定」にてカスタムテーマを作成して行いますが、ブランドの色を指定すると、アクセシビリティに配慮したカラーパレットが自動的に設定されるようになっています。自動的に設定はされるものの、さらにそれを上書いて設定も可能です。
◇SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント>SALESFORCE SUMMER '21 リリースノート>
カスタムテーマの使用時の表示の明瞭化
最後に
今回調べてみてまず驚いたのが、日本語での情報がほとんどなかったこと、英語でも日本語よりは言及しているページは多かったのですが、それでも少なかったです。
デザイナーさんが Salesforce構築に関わっていたり、ユニバーサルデザインに関する知見がある場合は、色覚障がいの方にも配慮した色調にされているかと思います。
Salesforce の良さのひとつ、「視覚的に情報を把握できること」を享受するために、仲間にとっても見やすくわかりやすい画面になっているか、いま一度考えたいです。
参考
■伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザイン >配色のバリアフリー
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