GWですね。海を見に行き潮風に吹かれてリフレッシュしてきましたので、元気にSummer’22のリリースノートの検証を進めていきます!
まず最初は、長らく待ち望んていた、動的関連リストについて確認しました。
◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE RELEASE NOTES >Salesforce Summer ’22 Release Notes >Customize and Filter Related Lists in the Lightning App BuilderCustomize and Filter Related Lists in the Lightning App Builder
Customize related lists directly from the Lightning App Builder instead of the page layout editor with the new Dynamic Related List - Single component. Choose the list’s fields and sort order, apply filters, and give the list a descriptive name. To see the most relevant records, set up two related lists with different filters on the same object. For example, on the Contact record page, create one related list to see only the opportunities created in the last 30 days. Then, create a second related list to see all opportunities with an amount over $500,000.
Where: This change applies to Lightning Experience in Group, Essentials, Professional, Enterprise, Performance, Unlimited, and Developer editions.
↓日本語訳です。
Lightning アプリケーションビルダーで関連リストのカスタマイズとフィルタリングを実現
新しい動的関連リスト - 単一コンポーネント(「関連リスト - 1つ」)を使用すると、ページレイアウトエディタではなく、Lightning App Builderから直接関連リストをカスタマイズできます。リストの項目とソート順を選択し、フィルタを適用して、リストに適切な名前を付けます。最も関連性の高いレコードを表示するには、同じオブジェクトに異なるフィルタを設定した2つの関連リストを設定します。たとえば、「取引先責任者」レコードのページで、過去30日間に作成された商談のみを表示する関連リストを1つ作成します。次に、2つ目の関連リストを作成して、金額が50万ドルを超えるすべての商談を表示します。
対象:この変更は、Group、Essentials、Professional、Enterprise、Performance、Unlimited、およびDeveloperエディションのLightning Experience に適用されます。
プレリリース組織で設定してみました
取引先責任者レコードの関連リストに、「現在進行中の商談(完了フラグが立っていない)」と「過去半年以内に完了した商談」の2つの関連リストを作ってみました。
1.Lightningアプリケーションビルダーで取引先責任者レコードの編集ページを開きます。
このページを開く道筋は他にもあるのですが、手っ取り早く試したいので、実際のレコードページを開いて、右上の歯車(ギアアイコン)をクリックして、「編集ページ」をクリックします。
2.左のコンポーネント一覧より、
「関連リスト - 1つ」を選択してプレビューの配置したい場所にドラッグします。
ドラッグしたコンポーネントをクリックすると、右側に「Upgrade to Dynamic Related List」と表示がされるので、「Upgrade Now」をクリックします。
3.関連リストの詳細を設定します。表示する関連レコードのフィルタリングは、画面下部にあります。
こちらの関連リストコンポーネントでは、「現在進行中の商談」を表示するよう設定しました。「完了フラグ」が「False」であるという条件で関連レコードを絞り込んでいます。
※今回、新しく設定できるようになった部分に吹き出しを付けています。もうひとつの関連リストコンポーネントでは、「過去半年に完了した商談」を表示するように設定しました。「完了予定日が過去 6か月以内である」という条件で絞り込んでいます。
※実際は、完了フラグやフェーズなどの値も追加で設定すると思いますが、時間でフィルタリングfが行えるかの確認のため、シンプルにしています。
なお、プレリリース組織のためか、
相対日付は英語で入力しないと保存できませんでした。
リリースまでには日本語でも設定可になるのではと思いますが、プレリリース組織で試してみたい方は、ヘルプページを参考に、右下で言語設定を変更しながら相対日付のフレーズを確認して設定してみてください。
◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >分析 >相対日付検索条件の参照4.「保存」をクリック後、「有効化」をクリックしてページを有効化します。
実際のレコードページを確認すると、ちゃんと機能しているようです。
ひとこと
参照先や関連リストのリンクをたどっていくことで、各情報を確認できるのですが、それでも「関連する情報を一箇所で確認したい」というご要望は絶えません。また、「関連する」も、お客様によって条件付けは様々です。今回の動的関連リスト、待ち望んていた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。個人的には、関連リストの設定画面も Lightning アプリケーションビルダーに統一されることが大変うれしいです。関連リストを含むページレイアウトはずっと Classic時代の伝統を受け継いでいますが、設定のUIや設定箇所がバラバラだとわかりにくいので、こういった設定が統一されるのは大歓迎です。でも、フローはまた別の話です😑。
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LEXで注文関連リストが商談レコードページに表示されないレイアウト ②レコードページの構成を変更する(会員限定記事)動的フォームで状況にあわせた項目を表示する動的アクションで状況に応じたアクションを表示する公開:2022年5月2日
更新①:2023年8月16日