お客様の組織で「取引先」オブジェクトでレコードを作る際に「取引先名」に虫メガネマークがあることに気づきました。
あれ?前からそんな仕様でしたっけ??
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虫メガネマークがある項目 = 主従or参照関係の項目という認識です
そもそも、取引先名のデータ型はテキストではなかったっけ??
あれあれ??
自動化された取引先項目の有効化
調べてみたところ、「自動化された取引先項目の有効化」設定が有効化されている組織は上記のような虫メガネマークが「取引先名」に表示されているようです。
Salesforceのヘルプによりますと
営業担当が簡単に法人取引先を作成できるようにします。営業担当が「取引先名」項目に情報を入力すると、一致する可能性のある取引先のリストが表示されます。リストから特定の企業を選択すると、複数の項目が自動に入力されます。ほとんどの組織では自動化された取引先項目がデフォルトで有効になっていますが、必要に応じて有効または無効にできます。
ちなみに、勉強用に使っているDEV組織ではデフォルトで無効になっていました。(記事作成前に新しく作って、確認しました)
なので、お客様の組織で気づくのも自然な流れですね~
「取引先名」項目に情報を入力すると、一致する可能性のある取引先のリストが表示されます。
おお~主従or参照関係項目のように、一部文字を入力すると会社名が出るのは便利ですね。
さっそく入力を。。
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↑ 「セールスフォース・ジャパン」と出ることを期待して。。
あれ?出ない。。
残念ながら日本ではあまり役に立たない。。
実際の設定画面まで行ってみました。
①歯車マーク → ②設定 → ③機能設定 → ④セールス →⑤取引先設定
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「一般設定」セクションに「自動化された取引先項目の有効化」があります。
このチェックが入っていると有効化されていることになりますね。
そして、ヘルプテキストを確認しますと。。。
営業担当が情報を入力すると、取引先名項目に米国に本拠地を置く企業を表示します。
Oh..「米国に本拠地を置く企業」でしたか。。。
(Salesforceさん、ぜひヘルプページにも「米国に本拠地を置く企業」という追記を。。お願いします。。)
試しに英語で入力すると。。
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アメリカの本社名が表示されました!便利~(^^)
でもでも、「米国に本拠地を置く企業」じゃないと意味がない。。
残念ながら現状、外資系企業様や海外企業とお取引がある企業様以外は日本ではあまり必要のない機能ですね。。
無効化するには。。
日本国内の企業様の場合、取引先名をアルファベットで入力することはあまりないかもしれませんが、間違って選択してしまう可能性が。。など想定されるようであれば、この「自動化された取引先項目の有効化」は無効化してしまってもよいかもしれませんね。
みなさま、わかっててらっしゃると思いますが「自動化された取引先項目の有効化」のチェックを外して「保存」すれば無効化となります。
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ちなみに企業ロゴも表示できます(こちらも米国に拠点を置く企業のみ)
「自動化された取引先項目の有効化」の下に「取引先ロゴの有効化」という項目があり、こちらにもチェックが入っていると。。
Salesforceのヘルプによりますと。。
米国を拠点とする企業のロゴを営業担当に表示します。(使用可能な場合)米国を拠点とする企業のロゴを営業担当に表示します (使用可能な場合)。ソーシャルプロファイルの既存のロゴは置き換えることができます。自動化された取引先項目を有効にすると、提案された取引先の横にロゴが表示されます。
有効化にチェックし保存後、再度入力してみますと。。ロゴも追加されています!企業ロゴがあったほうが選択しやすいですね。
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残念ながら、日本で使用する際にはあまり役に立たない機能ではありましたが、私としては謎が解けてすっきりしました。
いつか日本企業も対応してくれるといいですね~
Salesforceさんお願いいたします~<(_ _)>