リリースノートが日本語になったらあらためて確認しようと思っていたのですが、日本語になったところで詳細がわからないままであり、プレリリース組織の設定画面も英語のままで設定方法がわからずに頭を抱えたのですが、Youtubeで検証してみた動画を上げてくれた方のおかげでヒントを掴み、簡単なフローを作成することができましたので、本日やっと記事にしました。

なお、テストで簡単に作成したフローなので、リリース以降にもっときちんと作りこんだものを例にした詳細な記事をあらためて作りたいと思っております。

ちなみに、こちらの Youtube動画を参考にさせていただきました。

Youtube ＞Salesforce Learn＆Share ＞Winter23 - Data Table directly in the Salesforce Screen Flow

最近、動画に助けられることも増えたので、うちも動画（こういう操作でこういうことができるよの見本とか）をやろうかなぁと思ってみたり。

画面フローでデータテーブルコンポーネントが仲間入りします
（ベータ版だけど）

リリースノートの記載はこちらをご確認ください。

◇ SALESFORCE ヘルプ＞ドキュメント＞SALESFORCE リリースノート＞ Salesforce Winter'23 リリースノート＞Salesforce フロー＞Flow Builder ＞フローランタイム＞フロー画面のテーブルからの複数のレコードの選択 (ベータ)

プレリリース組織で試してみました

今回、例として作ったのは、取引先に紐づく商談一覧を表示して、選択した（チェックを入れた）商談を削除する画面フローです。
ユーザの操作性などを考えるともっと調整しなくてはいけないのですが、テストということでご勘弁ください。

データテーブルコンポーネントの設定

「画面フロー」を新規作成し、「画面」要素でデータテーブルコンポーネントを追加します。

今回の設定を掻い摘んでご紹介します。

Configure Data Source（データソースの設定）

Source Collection（ソースコレクション）：
取得した、取引先に紐づく商談レコード

Row Selection Mode（行選択モード）:
Multiple（複数）

Minimum Row Selection（行の最小）：
なし
※最低限選択しなくてはならない行の数のようです。

Maximum Row Selection（行の最大）：
10※一度に選択できる行の最大らしいです。

Default Selection（デフォルトの選択）：
なし

Configure Columns（列の設定）

【＋ Add column】をクリックして、テーブルに表示したい項目を追加します。
ここで表示ラベルを変更することも可能です。

コンポーネントの表示を設定

コンポーネントに表示するタイミング：
常に

詳細

再アクセス画面の値：
ユーザがこの画面に最後にアクセスしたときの値を仕様

カスタムアクションの作成

取引先オブジェクトでフローを起動するカスタムアクションを作り、レイアウトに配置します。

テストします

Beforeの画面です。この取引先に紐づいている商談は4件あります。

【商談を選択して削除】アクションをクリックします。

おお！データテーブルが表示されました！
削除したい商談レコードにチェックを入れて、【次へ】をクリックします。

商談、選択した2件が削除されています！

ひとこと

まだよくわかっていないところもあるのですが、とてつもなく便利なことは理解できます。
今までも、こういう設定をしたいけれど標準では無理だと断念されたり、開発で対応された方もいらっしゃるのではないでしょうか。フローの進化は留まるところを知らないですね！
データテーブルコンポーネントについては、またあらためて検証し、便利な使い方がわかりましたら、記事にしたいと思います。

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リストビューで選択したレコードを一括削除してみる
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ワークフローのFlow移行ツール：Migration to Flow（Beta）を試してみました

公開：2022年9月21日
更新①：2023年8月15日

Winter’23 画面フローでデータテーブルを使ってレコード選択画面が作れちゃいます

画面フローでデータテーブルコンポーネントが仲間入りします（ベータ版だけど）