メジャーリリース前後には注意したいものです。

意識していないところかもしれませんが、メジャーリリース前にプレビューのSandboxでは自動的に有効になっている機能が、本番では有効になっていない場合があります。

今回気が付いたのは、「拡張ドメイン」の部分です。

プレビュー時のSandboxでは「拡張ドメインの有効化」にチェックあり、本番は「なし」という部分です。

「拡張ドメインが有効化済」のSandboxから、「拡張ドメインを有効化していない」本番組織に、
・カスタム項目
・ページレイアウト
をリリースしてみましたが、勝手に有効化されることはなく安心しました。（そりゃそうだろ💦）

一度私の方で遭遇したことがあるのが、以下2点です。

①本番で有効になっていない項目履歴が有効になった
②本番で一切設定のないIPアドレスが有効化され、大多数のユーザが入れなくなった

①についてですが、変更セットで使用可能なコンポーネントに、「項目履歴」は入っていません。
以前サポートに問い合わせたところ、

「項目履歴管理」の設定を有効に変更しリリースを実施いたしますと、
受信側の組織で「項目履歴管理」が無効であった場合は有効となる動作を確認しました。

そのため、送信組織で対象のオブジェクトの「項目履歴管理」の設定を有効にした状況でリリースされ
受信組織で、対象のオブジェクトの「項目履歴管理」が有効になったものかと存じます。

との回答をいただき、この逆もまた然り…とのことです。
自動化の機能を設定・リリースをする場合、項目履歴管理で想定通りの実装が出来ているかの確認をすることはあるかと思いますが、本番で有効にしないのであれば、キチンと設定を元に戻しておくことを心掛けたいところです。

②は、そのままなのですが、IPの設定が一切入っていなかった場合には発生しうることかと思います…

いずれも、設定変更履歴の参照を確認し、早期対応にて大事故にならずに済みましたが、本当に気を付けたいなと襟を正した出来事でした。

メジャーリリース・バージョンアップって何？
【会員限定】テストとリリース ①Sandboxとは
【会員限定】テストとリリース ②Sandboxを作成する
【会員限定】テストとリリース ③ リリース接続
 【会員限定】テストとリリース ④送信変更セットとは
【会員限定】テストとリリース ⑤送信変更セットを作成する
【会員限定】テストとリリース ⑥受信変更セットとは
【会員限定】テストとリリース ⑦受信変更セットを検証してリリースする

①本番で有効になっていない項目履歴が有効になった②本番で一切設定のないIPアドレスが有効化され、大多数のユーザが入れなくなった

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②本番で一切設定のないIPアドレスが有効化され、大多数のユーザが入れなくなった

変更セットリリース時に注意したいこと

①本番で有効になっていない項目履歴が有効になった②本番で一切設定のないIPアドレスが有効化され、大多数のユーザが入れなくなった

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