以下の3つのデフォルト値の設定方法とトーナメント形式で結果をご紹介いたします。
カスタムレコードタイプを使用している場合は、「マスタリストのデフォルト値」を設定しても反映しないため、「レコードタイプでのデフォルト値」の設定と同じ扱いとします。
結果だけを知りたい方は、記事の「結果発表~!!」まで読み飛ばしてください。
デフォルト値の設定方法
トーナメント結果の前に、それぞれのデフォルト値の設定方法を紹介いたします。
・マスタリストのデフォルト値
カスタムレコードタイプを作成していない場合や、プロファイルで割り当てられているレコードタイプが「--マスタ--」の場合はこちらの設定は有効です。
選択リスト値のアクションの[編集]をクリックし、「マスタリストのデフォルト値に設定する」にチェックを入れます。
チェックを入れるとリスト値のデフォルトの列にチェックが入ります。
・レコードタイプのデフォルト値
カスタムレコードタイプを作成しており、プロファイルでカスタムレコードタイプを割り当てている場合は、こちらで設定する必要があります。
オブジェクトマネージャの「レコードタイプ」からレコードタイプをクリックして、選択リスト項目のアクションの[編集]をクリックします。
こちらの選択リスト値でデフォルトの値を選択します。
・一般的なオプションのデフォルト値
選択リスト項目の編集画面の「一般的なオプション」のセクションにある、「デフォルト値」に値を半角のダブルクォーテーション(”)で囲み入力します。
入力する値は「API参照名」です。値とAPI参照名が違う場合は注意してください。
・URLパラメータでのデフォルト値
新規作成のカスタムボタン作成時のURLにデフォルト値を設定させる方法です。
参考記事:
LightningでのSalesforce URLハックマスタリスト、レコードタイプのデフォルト値 vs 一般的なオプションのデフォルト値
今回はカスタムレコードタイプを使用するオブジェクトのため、「
レコードタイプのデフォルト値」と「
一般的なオプションのデフォルト値」に設定しています。
標準の[新規]ボタンを押して挿入されたデフォルトは、「
一般的なオプションのデフォルト値」でした。
一般的なオプションのデフォルト値 vs URLパラメータでのデフォルト値
初戦を勝ち抜いた「
一般的なオプションのデフォルト値」と「
URLパラメータでのデフォルト値」の勝負です。
「URLパラメータでのデフォルト値」の設定とカスタムボタンを配置します。
作成した[カスタム新規ボタン]を押して挿入されたデフォルトでは、「
URLパラメータでのデフォルト値」でした。
結果発表~!!
ここまで読んでいただいた方はすでに結果はお分かりかと思いますが…
優勝は、「
URLパラメータでのデフォルト値」です。
カスタムアクションの「定義済み項目値」で設定した場合も、「URLパラメータでのデフォルト値」と同様に作成したアクション、ボタンからレコード作成する場合は、当然にそちらで設定した内容が反映されています。
今回は特に意外な結果だったということはありませんでしたが、お客様に質問されたときに自信をもって正しい回答ができるよう、きちんと検証しておきたいと改めて思いました。