IT未経験でIT業界に転職したのり弁です。
今回はビジネススキル【復唱】についてお話したいと思います。
「復唱」とは、
・指示/命令などの確認のために、相手の話した言葉を自分も繰り返していうこと
「復唱」による効果は、
・聞き漏らしや誤解/ミスをしないようにする
⇒正確さを必要とする内容(社名・氏名・住所・連絡先・金額・日時・数量)は特に意識をする
・相手に「聴いています」という傾聴の意思を示す
⇒相槌や間を作って、相手が話しを続けやすいようにする
「復唱」を使うシーンの例は、
・対面での会話
・メモをとる時
・電話対応中
・無線の送信
・メールの返信
数字やアルファベットは聞き間違いが多いため、数字であれば読み方を通常の言い方からわざと変えて伝えたり、平仮名やアルファベットであれば頭文字を名詞で例えて復唱すると、聴き手がとても理解しやすいです。
【数字】
・数字の0(ぜろ)は(れい)
・数字の4(し)は(よん)
【月】
・1月(いちがつ)は正月(しょうがつ)
・2月(にがつ)は(ふたがつ)
・4月(しがつ)は(よんがつ)
【五十音】
・朝日(あさひ)の(あ)
・東京(とうきょう)の(と)に濁点で(ど)
・富士山(ふじさん)の(ふ)に半濁点で(ぷ)
【アルファベット】
・アルファ―〔alpha〕のA(エー)
・ブラボー〔bravo〕のB(ビー)
私が過去に地方公務員として電話で市民応接をしていた際、先輩から、
「市民がどんな相談をしてきて、どのように対応したらいいかリアルタイムで共有してもらいたいから、聴取内容を声に出して復唱して」
と指導されました。
一人では判断が難しいことでも声に出して復唱することで、リアルタイムで周りに発信しながら、直ぐに適切な手を打てるように支援してもらえたことが一番「復唱」のいいところだったと実感したこともありました。
それ以外にも「相手にこう答えようかな」という返答の提案を考えたり、使用する資料を手元によせてPCでファイルを開いたりする準備ができるなど、自分自身が考える時間や作業時間を稼ぐメリットもあります。
「復唱」1つで伝えたつもり・伝わったつもりを防ぐための確認をできるだけでなく、相手の発言内容を要約することで、お互いに良好な関係を結ぶべるようなきっかけの1つになる可能性を秘めています。
私は現在までに小売業・サービス業・製造業・地方公務員を経験してきましたが、どの業界でも必ず使用したスキルでした。
IT業界でも、商談、お客様の要望を成果物として作る過程、作成した成果物の導入支援等で必ず人とのコミュニケーションの場が生まれるので、是非とも関わり合いのできた人に対し、活用してもらえたらいいなと思います。
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