2023年、オフラインでのイベントができるようになって初めてのSWTTは、夏と冬の開催となりました。
諸事情あり夏はオンライン参加のみでしたので、冬こそは会場に行きたい!と11月28日は喜び勇んで会場へ向かいましたよ。
28日は現地参加、29日はオンラインでの参加でしたが、簡単な感想とSWTTで紹介された魅力的な製品や機能の提供スケジュールについてまとめます。
11月28日:現地で参加
11月末とは思えない陽気の朝、東京タワーのふもと、SWTTの会場となるザ・プリンスパークタワー東京へ。

紅葉がキレイ
事前にメールで送られてきていたQRコードをスマホの画面に用意して受付をすませ、手荷物検査をしてゲート型金属探知機をくぐり、様々な展示とセッションが行われるEXPO会場へ。
キャラクターの人気投票に参加してみたりして

ちょうど基調講演「Now Everyone's an Einstein〜データ+AI+CRM+信頼でこれからの時代をリードする企業へ」の最中でして、モニターで同時中継してくださっていたのでしばし視聴。

名前を覚えたよパーカー・ハリスさん
その後はお昼を食べに会場を抜けて午後のセッションに備え、2つのセッションに参加し、会場をぶらぶらしました。
・初めてのSalesforce導入 失敗したくない人のパートナーの選び方 発表の最中、弊社のロゴもちらりと見えましたので安心&嬉しかったです。
・AI & Data基調講演~対話型AIとデータ戦略に企業が投資するべき理由
「対話型」というキーワード、「そうは言ってもねえ」だった私ですが、本当に対話型AIと手を取り合ってビジネスの荒波を乗り越えていく日がくるかもしれないと思いました。
AppExchangeシアターでは
1Rollさんのお話を伺い、動画でのマーケティングにちょっと興味が湧きました。
セッション中に写真を撮る余裕がなく、ただ「すばらしいデモンストレーション&未来予想図」と心から思いましたので、感想をまとめて書きます。
初日の感想:Salesforce上でAIを適切に効果的に使用するための準備が整った模様
Einstein 1 Platformなどのデモンストレーションを拝見して、率直に「すごい!あと数年後にはアドミニストレーターの仕事の仕方が変わるかもしれない」と思いました。
システムの構築と操作が「クリック・コード・データ」から「対話・プロンプト・グラウンディング」へ変わるのです。「クリック⇒クリック⇒数式⇒クリック⇒クリック⇒処理」ではなく、「クリック⇒指示⇒クリック⇒指示⇒処理」になるのですよ。語彙がなくてすみませんが、対話文に支持を組みこんでいくのです。

「Now Everyone's an Einstein〜データ+AI+CRM+信頼でこれからの時代をリードする企業へ」から
明日(12月5日)にはSWTTのアーカイブ配信も始まるようなので、SWTTで発表されたものや実施されたデモンストレーションの動画が視聴できるようになると思いますが、Einstein 1 Platformの紹介動画がYoutube上に上がっていますので、リンクを載せておきます。
■Salesforce >How To Drive Productivity with AI in Salesforce's Einstein 1 Platform | Now Everyone's an Einsteinこちらは Salesforceさん公式ではありませんが、あの Salesforce Benさんがとても短くまとめられているので、お時間のない方はこちもどうぞ。
■Salesforce Ben >Dreamforce Breaking News: Salesforce Announce Einstein 1 Platform & Copilot StudioSF映画で宇宙船などで人工知能と会話して命令を出したり、人工知能から状況を報告されたりするシーンをよく見かけますが、SiriやAlexaのような日常をサポートしてくれる役割だけではなく、クラウド上のデータをビジネスに活用する際も自然言語で指示を行っていき、なおかつAI側からの提案も受けられるのです。映画の中だけの日常と思っていたものが、すぐそばに来ていました。
Salesforceのアドミニストレーターの多くは、
こちらのページにもあるように「クリックでの拡張」の知識とスキルを高めてきましたが、今度は「AIとの対話力」というスキルが必要になるかもしれません。「人間同士ですら大変なのに、AIともコミュニケーションをしっかり取っていかないといけないのか」とも思いましたが、今までやってきたことも「いかにシステムを理解してシステムが求める形で指示を適切に与える」ということでしたし、文脈を理解して指示やデータのやり取りを行うという根本は変わらないかもしれません。共通認識を確かめつつ頑張っていけばすぐになれるかもしれませんね。早く触りたいものです。
11月29日:オンライン参加
28日の就寝前に発熱してまして、おそらく興奮したり人混みに疲れたせいだとは思ったのですが、インフルエンザも流行っていますし29日は念のためオンライン参加にしました。
ネタバレしすぎないように(?)駆け足で振り返ります。
■なぜマーケティングにAIとデータが必要なのか〜事例に学ぶデータの価値〜

・マーケティングクラウドの方法を刷新
・拡張性
・役職者の思い付きやクリエイティブのアイディアも即座にデータと照らし合わせることができる
マーケティングの基本を徹底するためのデータの連携や分析が直感的に素早く行える、ということだと理解しました。マーケティング、ちょっと興味はあるのです。
■【金融機関向け】データ+AI+CRM+信頼が創る新しい金融サービスのカタチ

・
Einstein Trust Layerでデータをしっかり守りながらAIを金融業界でも活用
・大規模データに基づいたパーソナルな価値を提供
AIを利用していくうえで「どこまでのデータを学習してもらうか」「いかに安全に活用するか」問題について、Salesforceさんは
Einstein Trust Layerという答えを用意しています。データを不必要な領域へ漏えいすることなく活用できるように仕組みのことだそうです。特に金融というパーソナルでその人の利益に直接関わってくる分野では重要ですが、信頼をもとにもちろん適切に管理できるそうです。
また、金融業界でDXの話を進めようとすると若い世代やDXに関心のある方と協力することになり、それも新しい風になる、というようなお話も、興味深かったです。
■TableauとAIの融合で実現する次世代のデータ分析

デモンストレーションを拝見しても、本当にの図のとおりというか、データの探索と分析がシームレスになり、素敵な変化をもたらす視点や根拠が必要なユーザへ素早く共有されていました。
Tableauの柔軟性と直感的な操作性に大規模データとAIが加わって、敵なしなのでは?
「私もこれやりたい!」と子供のように思ってしまうぐらい、ワクワクするセッションでした。
とはいえ、実際にどうビジネスの場で「分析」を活用するのか、すぐに想像はつかないかもしれないですが、
リバネスナレッジさんのユースケースのお話はとてもわかりやすかったです。
(ここで好き勝手なこと書いて皆さんに誤解を与えるとよろしくないので、詳細はアーカイブ配信を確認してください!)
提供開始スケジュール
輝かしい未来をもたらしてくれるかもしれない機能等の今後の展開について、Salesforceさんのプレスリリースに詳細が掲載されておりました。
◇ Salesforce >PRESS AND NEWS >Salesforce、最新AIと データプラットフォームのイノベーションを Salesforce World Tour Tokyoで発表該当部分を引用します。
国内で一般提供開始が予定されているイノベーションには以下が含まれます。
● Einstein Trust Layer(2023年12月15日:データマスキング・有害性の検出といったSalesforce Platformにネイティブに組み込まれた、安全なAIアーキテクチャ)
● Work Summaries(2023年12月15日:カスタマーサービスにおける、オペレーターと顧客の会話内容の要約をAIが生成)
● Service Replies(2023年12月15日:顧客からの問い合わせに関する返信内容の推奨案をデータやナレッジベースに基づきAIが自動生成)
● Sales Email(2024年2月:CRM内の情報を活用し目的に即してパーソナライズされたメールをAIがワンクリックで自動的に生成)
● Call Summaries(2024年2月:音声通話、ビデオ会議通話からAIが要約を生成。顧客センチメント、要点、営業が取るべき次のステップを特定し、メールやSlackから情報共有を可能に)
● Prompt Builder(2024年2月:顧客データを活用して自社のブランドやコミュニケーションスタイルに合った独自のAIプロンプトを構築、テスト、組織への展開が可能)
● Hyperforce上でのData Cloud国内提供(2023年12月11日:Salesforceのパブリッククラウド向けインフラアーキテクチャを信頼性高く再構築した国内のHyperforce上で、Data Cloudが利用可能に)
● Free Data Cloud and Tableau Bundle(2023年12月18日:Sales Cloud/Service Cloud Enterprise Edition以上をご利用の顧客にData Cloud 250,000クレジットと2つのTableau Creatorライセンスを無償提供)
● Salesforce 認定 AI アソシエイト(2023年11月:Salesforceの信頼できるAIの原則に基づいて、情報に基づく戦略を提供し関係者の意思決定を導ける認定資格)
● Salesforce 認定 Data Cloud コンサルタント(2023年12月:Salesforceテクノロジーに関する幅広い知識を持ち、特にData Cloudとその機能や用語に精通、またその位置付けや実装の経験を有するコンサルタント)
※各機能の価格および詳細は、各製品ページ(上記、リンク先)をご覧ください。
気になるものについては、ご担当のAEさんに詳細を聞いてみてもいいと思います。
アーカイブ配信は明日12月5日から!
11月の末、忙しくて参加できなかった方、もう一度視聴して理解を深めたい方へ、一部のセッションのアーカイブ配信が明日から開始される予定です。
私も興奮していたりで記憶が抜けているところがあるので、見返そうと思っています。
https://event.salesforce-japan.com/wttnov23/次回は 2024年6月11日(火)~12日(水)に開催!
講演でアナウンスがありましたが、次回は来年の初夏(と言ってもTokyoは暑いでしょう)に開催予定だそうです。今後はずっと年2回開催になるのでしょうか?その頃にはもっと勉強してAI関連の話題も聞いてすぐに理解できるようにならなくては!
↓こちらのページから登録を行うといち早く情報をゲットできるそうです。
First to Know : World Tour Tokyo 2024
https://www.salesforce.com/jp/form/event/swtt24-first-to-know/会場でお写真撮らせていただきました
会場をうろうろしていたら素敵なお召し物を身につけられ方々にお会いしましたので、許可をいただいて写真を撮らせてもらいました(&記事にすることも許可をいただきましたが、もし漏れていたら教えてください。削除したします)。
Salesforce愛が伝わるネイルです
大事なときに履きたいシューズ
最高ランクのAll Star Ranger!あのお方を発見!
コミュニティブースの前を先輩と歩いていてたまたまお話した方が、Xでよくポストを拝見していた
まめっちさんでした。ポストの印象のとおり素敵なお方でした。
私、リアルで会えた興奮でおかしなテンションでおかしなことを言ったかもしれません。あとでお詫びにまいりたいと思います。
そしてXのことは数回しかこちらのサイトで書いていませんが、Xも運営していて記事の公開情報などを呟いているので、アカウントをお持ちの方はこちらもよろしくお願いいたします。
Cususs(クスス)@circlacehttps://twitter.com/gildetech4SF
さいごに
オンラインは落ち着いてセッションを視聴できるところがいいのですが、やはりオフラインで直接お話を伺うのもいいですね!同じ業界で共通言語を持つ仲間がたくさんいることを実感できましたし、様々なAppExchangeや製品の今を知るきっかけにもなりました。
しかしながら、コミュニティリーダーの有名な皆さまを目の前にして喜んだものの「いつも見てます!」と話しかける勇気が出ず、お靴などのお写真を撮らせてもらいながらも「他に言うことあるだろ!」と内心思いましたが緊張で出てこず。まめっちさんを前にしても気の利いたことも言えず。ファーストアタックなのでこれにてご勘弁願います。次はもっと有意義な会話ができるように精進します。
そしてこれは現時点では付与されてなかったような気がするのですが、皆さんどうでした?
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