フローを触り始めた人にとって躓きやすいのがループやコレクション変数かと思います。
そこで今回はその2つを使った簡単な画面フローを作ってみました。
フローの概要複数の取引先責任者の名刺交換済み(チェックボックス型のカスタム項目)を一括でTrueにする
※名刺交換済みのAPI名= interchange_business_card__c
完成図※最後の完了画面は割愛します。
ここからは①から順に⑥までの要素の説明をします。
なお、⑤の要素で使用するレコードコレクション変数を作成しておくとスムーズです。
API参照名:collection_Contacts※自由でよいです
データ型:レコード
オブジェクト:取引先責任者
①取引先責任者を取得今回は名刺交換済み( interchange_business_card__c )をTrueにするフローなので、条件でFalseのレコードに絞り込みます。
保存するレコード数のところは「すべてのレコード」にチェックを入れます
②取引先責任者の選択画面今回のフローではデータテーブルを画面に配置し、名刺交換済みにしたい取引先責任者を複数選択できるようにしました。
データテーブルのデータソースの設定で①で取得したコレクション変数を指定してください。
行の設定:行の選択モードは複数を選択
列の設定:自分がわかりやすいもので構いません。今回は、氏名と名刺交換済みを表示しています。
コンポーネントと詳細の設定は不要です。
③選択した取引先責任者のループ②の要素から選択された行をコレクション変数({!DataTable_Contact.selectedRows})として指定します。
④名刺交換済みをTrueにする割り当て要素ここでは、ループしている取引先責任者レコードの名刺交換済みという項目の値をTrueにする処理を行います。
変数:{!loop_select_Contacts.interchange_business_card__c}
演算子:次の文字列と一致する
値:True
⑤事前に用意したコレクション変数に④を割り当てcollection_Contactsというコレクション変数は空の状態なので、そこに④を入れていきます。
変数:{!collection_Contacts}
演算子:追加
値:{!loop_select_Contacts}
⑥⑤のコレクション変数を使用して取引先責任者レコードを更新
ここまででフローの作成は以上となります。
最後に実際にフローを動かしてみました。
①名刺交換済みがFalseの取引先責任者がデータテーブルで表示されているので、
名刺交換済み をTrueにしたいレコードを3件選択してみます。
②完了画面では正しく表示されたので、実際にレコードを見ていきます。

③名刺交換済みがTrueになっていました!

いかがでしたでしょうか。
今回は本当に簡単なフローでしたが、ループを使えるようになるとより高度なフローが作成できるようになると思います!
ぜひ参考にしていただければ幸いです。