「活動の記録」の入力は、多くの場合下記のいずれかの同線かと思います。
・(検索結果やリストビュー→)顧客のレコードを開く→活動の記録アイコン
・画面右上グローバルアクション(【+】ボタン)→活動の記録→「名前」で顧客を指定
アタックリストへの活動を記録するのに(特に架電など)画面遷移をなるべく少なくして効率良く件数をこなせると良いですよね。
すぐ活用できる2つ↓と、
1.インテリジェンスビュー
2.リストビューの分割ビューちょっと一工夫で実装できる↓
3.アクション+HYPERLINK数式をご紹介します!
1.インテリジェンスビュー
Winter’24で登場した真っ青なビュー「インテリジェンスビュー」
活動の統計表示やアクションの実行に特化したビューで、電話アイコンから活動の記録が可能です。
◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >SALESFORCE リリースノート >Salesforce Winter '24 リリースノート >セールス >商談 >取引先責任者>注意が必要な取引先責任者の表示および取引先責任者ホームからのアクションの直接実行関連記事:
Winter'24 取引先責任者のホーム画面が……青に変わるッ!(リードも)
特徴
・表示される活動入力画面のレイアウトは、グローバルアクションのレイアウトを踏襲します
・デフォルトの件名は「(顧客氏名)に電話済み」となりますが上書き入力も可能です
・活動の記録アクションアイコンはリードの「電話」項目に入力がある場合のみクリックできます
デメリット
リストビューとはビューの設定が別途必要
ビューの条件は「作成日」が必須で「常時」が選択できない
2.リストビューの「分割ビュー」
リストビューは「テーブル」「Kanban」「分割ビュー」の3つの表示パターンがありますが、そのうち「分割ビュー」は画面左側でリストを表示したまま右側にレコード画面を表示することができます。活動の記録アクションボタンがレコードページの上の方にさえあれば分割ビューからの活動記録はしやすいです。

(テーブルビューからは下図のアイコンから切り替えられます)

デメリット
リスト部分に表示できるのはリストビューの表示項目の上位4つのみ
1画面あたりに表示される件数が少なめ(スクロールが必要)
3.アクション+HYPERLINK数式
既存のテーブルビューから活動の記録モーダルを立ち上げることで1.2.のデメリットをカバーできるのがURLハックを使ったHYPERLINK数式からのアクションの起動です。
リードオブジェクトにカスタム数式項目を作成しました。
数式の戻り値のデータ型:テキスト
HYPERLINK("/lightning/action/quick/Global.LogACall?objectApiName=Lead&recordId="&CASESAFEID(Id), "📞","_top")HYPERLINK関数でリンクの文字列を指定する部分へ電話アイコンを絵文字で入れてみまして、
関連記事:
絵文字で画面を華やかに⁉リストビューへ作成した項目を表示すると、このような感じ。

クリックして、テーブルビューを開いたままモーダル画面で活動を入力できます。


デメリット&惜しいところ
正式にサポートされた機能ではないためバージョンアップなどで挙動が変わる可能性がある
カスタム項目を消費する
項目として作成したのでレポートでも使用できるのでは…!と思ったのですが
残念ながらレポートだとモーダル起動時に背景が画面遷移し、【保存】するとリードレコード画面になってしまいました。
おまけ
3.のURLハックではグローバルアクションだけではなくオブジェクトに設定した「アクション」も指定可能です。項目やレイアウトを変えた活動の記録アクションはもちろん、画面フローのアクションも起動できます!
数式:HYPERLINK("/lightning/action/quick/Lead.[アクションの名前]"&"?&recordId="&CASESAFEID(Id), "📞","_top")
※[アクションの名前]は下図の枠線部分のことです

画面フローならばさらに活動の記録と同時にレコードの更新もしたりと工夫次第で便利に活用できそうですね😀
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