Salesforce Anywhere World Tour でも関連したセッションが多く、私個人としても楽しみなので、色々不足しているところもあると思いますが、Slack × Salesforce について触りだけ試してみた感想を書いてみます。
今回は ①Salesforce上の既存の取引先レコードを Slack上で検索してチャンネルで共有、②Salesforceから Slackへレコードを共有する操作について書きますが、他の操作についても検証でき次第、少しずつ記事にしていきたいと思っています。
SlackとSalesforceの連携手順
Slackさんのヘルプページを参考に設定してみました。
■Slack ヘルプセンター>ツールの連携とタスクの自動化>Slack App ディレクトリでのアプリの検索>Slack で Salesforce を利用する■Slack ヘルプセンター>ツールの連携とタスクの自動化>Slack App ディレクトリでのアプリの検索>Slack で Salesforce を使えるように設定するSalesforceにSlackのパッケージをインストールする
1.AppExchangeの Slackのページから、インストールの操作を行います。
◇ SALESFORCE >appexnchange >ALL APPS >SALES >PRODUCTIVITY >Salesforce for Slack -Unlock collaboration across sales and service 右上の「 Get It Now」をクリックします。
2.インストールするSalesforce組織を選択して、「Install in Production」をクリックします。
このとき選択できる組織は trailblazer.me のアカウントに紐づいている組織です。Developer Editionなどのテスト組織で試したいときは、trailblazer.me で接続の状況を確認しておきましょう。
※ trailblazer.me の「設定」の「接続済みアカウント」で確認できます。
このページから接続の設定も行えます。
3.「I have read and agree to the terms and conditions.」にチェックを入れ、「Confirm and Install」をクリックします。
4.「管理者のみインストール」を選択し、「インストール」をクリックします。
5.「はい、これらのサードパーティ web サイトにアクセスを許可する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
インストールが完了したら、メールでお知らせが届きます。
Salesforceの組織の「インストール済みパッケージ」にきちんと表示がされたら、インストールは成功です。
権限セット「Slack スタンダードユーザー」を必要なユーザに割り当てる
パッケージをインストールすると、権限セット「Slack スタンダードユーザー」が組織に作成されます。こちらをユーザに割り当てます。
操作手順の詳細については、プレミアムコンテンツ「
ユーザの権限 ④ 権限セットを設定する」をご参照ください。
※プレミアムコンテンツは会員登録(無料)をいただくと閲覧できます。
組織を接続し、連携するカスタムオブジェクト、アラート、アクションを追加する
1.アプリケーションランチャーから、「Slack setup」アプリケーションのページを開きます。
2.「Get Started」をクリックして、設定を進めます。こちらのページでは次の設定が行えます。
①Slackへのアクセスの許可
②連携するカスタムオブジェクトの追加
③アラートの設定
④ページレイアウトへのSlack関連アクションの追加
Slackからのメッセージを表示するページの追加
⑤プロセスビルダーとフローからのSlack投稿の設定
また、Salesforceの「設定」の「カスタム設定」より、トリガレコードの上限と非同期の上限をカスタマイズすることができます。
今回は、シンプルにレコードをSalesforceとSlack間で共有できるかを検証したいので、①と④の設定を行います。その他の設定については、あらためて検証する予定です。
①「Authorize」をクリックして、アクセスの「許可」をクリックし、Salesforce と Slackを接続します。
④ページレイアウトへのSlack関連アクションの追加を行います。Lightningで操作するので、環境は「Lightning」にチェックを入れ、ページレイアウトを選択し、「Add Actions to Layouts」をクリックします。アクション追加の処理が終了したら表示が出るので、「Next」をクリックします。
Slack上のメッセージをSalesforceにも表示させることができますが、あらかじめ Lightningページを用意しておく必要があります。今回、まっさらな Developer 組織で設定しているため、現段階ではページを選ぶことができません。このまま「Next」をクリックし、ひとまず設定を終了させます。
SlackにSalesforceアプリをインストールする
今度はSlackにSalesforceアプリをインストールします。
Slack App ディレクトリの Salesforce のページ にて、「Slack に追加」をクリックします。
Step 1の「Add to Slack」をクリックします。
権限のリクエスト画面で、「許可する」をクリックします。
Slackを開いてみます
Slackの「App」のセクションに Salesforceが追加されていれば成功です。
操作してみました
まずは、
Slackで Salesforceの取引先レコードを検索して共有してみました。
エディタの 稲妻アイコンをクリックして、Salesforeのアプリを選択し、「Find and Share Record
」を選択します。
取引先レコードを取引先名で検索し、「Share」をクリック、共有先のチャンネルを選択して再度「Share」をクリックし、最後に「Done」をクリックします。
SalesforeのレコードがSlackで共有されました。
取引先名をクリックすると、レコード詳細ページに遷移します。
今度は、
Salesforceから取引先レコードをSlackに共有してみます。
事前準備として、ページレイアウトにアクションを追加しておきます。
※アプリケーションの設定ページで追加しただけでは、ページレイアウトで使用可能にはなりますが、レイアウトに追加されないようです。
取引先レコードの画面を開き、「Send to Slack」アクションをクリックします。
ワークスペースまでは自動的に挿入されているので、チャンネル(またはユーザ)を選択し、メッセージを追加して「Send to Slack」をクリックします。
Slackにメッセージ付きで取引先レコードが共有されました!
ひとこと
テスト環境や Slackワークスペースの取得など、用意するものはありますが、わりと簡単に接続できるので、気になっていた方は是非試してみてください。
(大きい声では言えませんが、Slackは無償でも使用できるので……)
Salesforce Anywhere World Tourのセッションを視聴していて、Salesforeさんの SlackとPardotなどのマーケティングツール推しを強く感じました。実際にすでに活用されている例なども見せていただき、コミュニケーションと情報の拡散の形はまだまだ面白く進化していくのだと、未来に対して希望を持てました。
今日は本当に最初の部分しか検証できませんでしたが、Developer組織でどんどん色々な操作を試していく予定ですので、乞うご期待!
参考
◇ Trailhead >Trailmix >Salesforce Success Anywhere World Tour 年内に完了すると特性バッジがもらえるやつです。
■Slack ヘルプセンター>ツールの連携とタスクの自動化>Slack App ディレクトリでのアプリの検索>Slack で Salesforce を利用する■Slack ヘルプセンター>ツールの連携とタスクの自動化>Slack App ディレクトリでのアプリの検索>Slack で Salesforce を使えるように設定する過去の関連記事
Salesforce の Slackの買収が完了したってよ