お客様からホームの「未承認申請」コンポーネントの[すべて表示]をクリックした際に、リストビューが表示されないと連絡を受けて調査しました。
確かに表示されません。下記のようなメッセージが表示されています。
「このリストビューは Lightning Experience では使用できません。このリストビューを表示するには Salesforce Classic を使用してください。または、別のリストビューに切り替えてください。」

とりあえず…「リストビュー」がない、ということは、作成すればいいのかな?と思ったのですが、作成することができません…。

サポートに問い合わせたところ、「Classicのリストビューを確認して、消えていたらClassicからリストビュー作ってね~。」とのことでしたので、Classic画面から作成することにしました。
☆リストビューの有無の確認方法
①UIをClassicに切り替えます。
②URLの「https://○○.my.salesforce.com/」の続きに「04i」と入力します。
③承認プロセスのリストビュー画面に遷移します。
ビュー選択画面の横に[編集]リンクが表示されていないことを確認します。
表示されていない場合、リストビューを作成します。
(ある場合はクリックしてリストビューの設定を確認しましょう!!)

☆承認申請リストビューの作成方法
①URLの「https://○○.my.salesforce.com/」の続きに「ui/list/FilterEditPage?ftype=ProcessInstanceWorkitem」と入力します。

②リストビューの作成を行います。
下記の設定を行い、【保存】ボタンをクリックします。
※下記以外の設定はデフォルトの状態でのままで進めます。
ビュー名 : Items To Approve
ビューの一意の名前 : ItemsToApprove
ステップ 4.表示を制限 : すべてのユーザに表示 (パートナー/カスタマーポータルユーザを含む)

☆作成したリストビューがLEXでも表示されることを確認します。
①作成したリストビューの編集画面を開き、 URLの「id=」以下の ID 部分をコピーしてメモ帳等に貼り付けます。

※リストビューの編集画面は下記の方法で表示します。
・Classicのホーム画面で未承認申請コンポーネントが表示されている場合
1)「未承認申請」コンポーネントの【すべてを管理】ボタンをクリックします。
2)リストビューの[編集]リンクをクリックします。
・Classicの「未承認申請」コンポーネントが表示されていない場合
1)「☆承認申請リストビューの作成方法の②」の URL にアクセスします。
2)リストビューの[編集]リンクをクリックします。
②UIをLEXに切り替え、URLバーに下記のURLを入力します。
https://○○.lightning.force.com/lightning/o/ProcessInstanceWorkitem/list?filterName=「①のID」
作成したリストビューが表示されることを確認します。

③キャッシュ削除のためログアウトし、再ログインします。
※理由は、管理人さんの記事をご確認ください。
「
レイアウト変更が反映されない⁉レコードのレイアウト変更が表示されるまでの遅延」
④「未承認申請」コンポーネントの[すべて表示]から、リストビューが表示されることを確認します。

どういった理由で削除されてしまったのかは不明なままですが…
「未承認申請」リストビューはLEXから作成できない(Classicから作成する必要がある)
ということを学べてよかったと思います。
早くLEXでもこのリストビューが作成できるようになってほしいですね。