こちらの記事「
Winter’23 画面フローでデータテーブルを使ってレコード選択画面が作れちゃいます」で紹介されている、データテーブルを使用したフローを実際に稼働している組織に設定した際に、気になったところや気を付けたいところを紹介したいと思います。
1. 参照項目または主従関係項目をデータテーブルに含めると、その項目値はテーブルに表示されません
こちらは
ヘルプにもありますが、IDで表示されますのでName項目を表示させたい場合は予め数式項目を作成しておく必要があります。
2.日付/時間項目の表示が日付項目の表示と違う
こちらは実際の画面を見ていただいた方がわかりやすいと思うので、こちらを画像をご覧ください。
標準項目の作成日ですが、曜日まで表示してくれています。
レコード画面と表示が違う項目は、1.のリレーション項目と日付/時間だけだと思います。(たぶん…)
数式の画像やハイパーリンクなども問題なく表示されていました。

3. データテーブルに表示できる最大行数は200
こちらは日本語の
ヘルプには記載されていないですが(Salesforceあるある)、英語の
ヘルプにすると「
The maximum number of rows that a Data Table can display is 200.」と記載されています。
データテーブルのソースコレクションの件数が200件以上となる場合は、それに対応したフローにする必要があります。
4.列数が多いと見づらいのでフローの配布方法を検討する必要がありそう
カスタムアクションでフローを起動させるとモーダルで開始されますが、ウィンドウサイズが変更できないので、列が多いとギュッとなります。

カスタムボタンにするとタブ表示になるので、列が多い場合はこちらの方が良いかもしれません。
変数でRecordIdを使用している場合は、URLに入れるのを忘れないように。

一応サンプルURL載せておきます。戻り値は開始したレコード画面にしてます。
/flow/test_datatable?recordId={!Account.Id}&retURL=/{!Account.Id}

Lightningレコードページの場合は、幅いっぱいに配置できるレイアウトがあれば、列が少し多くても大丈夫そうですが、こちらも狭い幅に配置するとギュッとなります。

おわり
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