Sandboxから本番環境にデータを移行する際「変更セット」というSalesforceの機能を使用します。
しかし、、、変更セットは全てのデータ・設定情報が移行できるわけではありません!
そこで、つい忘れがちな変更セットでのデータ移行後に必要な作業・設定について複数記事でパートに分けてご紹介いたします!今回は初回 Part1です。
※送信・受信変更セットや本番移行のやり方については本記事の最後「関連記事」をご確認ください!① フローの有効化

データ移行後に
カスタムで作成したフローは全て無効になっています。
必要なフローは全て有効化するようにしましょう!
※事前に必要なフローとそのバージョンの選定をしておくと作業がスムーズに進みます!
② URLの動作確認

フローやボタン・アクションで使用しているURLに「-○○○.sandbox.lighting.... 」のようなSandboxでしか使用できないURLが含まれていないでしょうか?
これは移行前に留意すべき事項にもなりますが、上記のURLでは
本番環境や他のSandboxでは動作しません。代わりに
相対パスという
どの環境でも動作するURLを使用しましょう!
相対パスとは?
URLが「/lightning.....」から始まるどのSandbox・本番環境でも動作するURLのこと

③ タブと表示ラベルの名称変更
標準オブジェクト(取引先、取引先責任者、商談など)のタブと表示ラベルの
カスタム名称はデータ移行されません! 上記の例は取引先オブジェクトの名称を得意先に変更した図です。
ただ、オブジェクトの名称を変えるだけでなく、次の画面では
すべての表記を確認・修正しなければなりません。これが結構大変だったりします。後々お客様からご指摘を頂く場合もありますので、慎重に名称変更をしていきましょう!

④ 検索レイアウト

リストビューの検索レイアウトもデータ移行されない場合があります!
設定から以下のように必要な項目を選択し直しましょう!

⑤ 共有ルールの再適用
フローと同様に共有ルールは移行後に再適用が必要な場合があります。
設定>セキュリティー>共有設定から確認してみましょう!
Part.1は以上になります。近日Part.2も公開予定です...!
別記事でデータ移行後の拡張ドメインの有効化について言及されています。合わせてご覧下さい!
拡張ドメインについてはコチラのGilde Techの記事をご参照ください⇩https://sf.forum.circlace.com/articles/804340970282815488関連記事
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