面白い、と言っていいのか悪いのか、「そうなってるんだ⁉」という情報をチームの方から教えてもらいましたので共有いたします。
Summer’24から、ダッシュボードのグラフの凡例について、並び順が変わっているのだそうです。
◇ SALESFORCE HELP >DOCS > ANALYTICS >Sort Data in Dashboard WidgetsIn a chart legend, text and fiscal date fields are sorted alphabetically. Numeric fields are sorted in ascending order. Picklist values are sorted in the order defined for the picklist. If multiple currencies are enabled, currency fields aren’t sorted.
↓ざっくり日本語訳です。
グラフの凡例では、テキストと集計日の項目はアルファベット順に並べ替えられます。数値項目は昇順にソートされます。選択リストの値は、選択リストに定義された順序で並べ替えられます。複数通貨が有効な場合、通貨項目はソートされません。
凡例=テキスト項目のときは一言では言い表せない
まずはこちらのウィジェットをご覧ください。
※検証のために大きく作っております。

右側の凡例にご注目ください。今回は標準項目の「都道府県(請求先)」を指定し、「昇順」としてありますが、よく見かけるような北から南下していく順番でもあいうえお順でもなく、規則性がわからないですよね。
ちょっと上部の数個を抜き出してみますね。
愛知県
茨城県
岡山県
沖縄県
岩手県
岐阜県
京都府
「文字コード順って、UTF-8ってこと?」とコード表を見てもなんか違う。Salesforce の文字コードといえばのUTF-8じゃないっぽい。
よく使われる文字コードと照合してみると、シフトJISっぽい。でも確信が持てません。
そこで、シフトJISのコード表から拾ってきたこちらの文字をテキスト項目に入力して、どうなるか試してみました。
なお、上からコード表での昇順になっております。
〆
『
*
★
♪
0
1
A
a
ぁ
あ
ァ
ア
①
②
Ⅰ
Ⅱ
亜
唖
黑
そしてできあがったウィジェット&凡例がこちら。

思てたんと違う。何なら出だしから違う。
と、ここまで来て思い出したのです。前に似たような検証結果を共有してもらっていたことを。
リストビュー&凡例の並び順は「①記号②数字③アルファベット④カタカナorひらがな⑤漢字」っぽい
思い出したのがこちらの記事です↓
知っておくと便利かも?リストビューのリスト並び順ねこのしっぽさんに教えていただいたとき、「そんな仕様になっているのか!」と驚いたのに、何度かテストをしないと思い出さなかった自分にさらにびっくりですよ……。
ねこのしっぽさんが書いてくれたように、「「
最初の1文字」だけで並び順を判定していないと想定される」のですが、大まかな順番はこのようになっています。
「記号」→
「数字」→
「アルファベット」→
「カタカナ」→「ひらがな」 or「ひらがな」→「カタカナ」 →
「漢字」
※アルファベット、カタカナ、ひらがなの大文字/小文字は同じ文字列だとまとめらることもあるようです。
※漢字だけを見るとシフトJISで並んでいるような気がします。
あらためて先ほどの凡例を見てみます。
①記号『
*
★
♪
-----------
②数字0
1
①
②
-----------
③アルファベットa
Ⅰ
Ⅱ
-----------
④カタカナorひらがなぁ
-----------
⑤漢字〆
亜
唖
黑
-----------
グラフの凡例は、順番が大事なものは選択リスト項目が使われていることが多いと思いますし、順番をかっちり決めたい方は数字を降るなりされていると思いますが、こちらの順番を覚えておくと、グラフを作るときに役に立つかもしれません。
安定の数値項目(数値の順)
数値項目&昇順で設定しまして、↓のように美しく順番に並んでおります。
(もちろん降順へ変更することもできます)

安定の選択リスト項目(項目で設定された値の並び順)
選択リスト項目で定義されている並び順そのまま、凡例でも並びます。


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更新①:2024年7月26日
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