Salesforceの大海原へ漕ぎだした者は、ヘルプを読み解き、自分なりの解釈で検証を行い、それでも解消できない疑問にぶつかることでしょう。
仕様の詳細について確認できるヘルプですが、ときどきどこにも明示されていない事象が起こり、「行間を読み解けということか?」という状況に陥ります(あれ、私だけ?)。
ヘルプを何度見ても検証を重ねても確証を得られず、「これって仕様上できないのかな?」と悶々とするとき、最終手段は「Salesforceのサポートさんへ確認しよう」ですが、その前に見るのが「
IdeaExchange」です。
Salesforce歴が長い方にはおなじみかと思いますが、私はしばらくその重要さに気付かず、同僚が有益な情報を得ているのを見て、よく確認するようになりました。
感単に言うと、機能改善のための意見交換と投票の場です。SalesforceユーザがSalesforceの機能について意見(アイディアですね)を投稿し、他のユーザはコメントを残したり投票することで、その意見の支持をSalesforceへ伝えることができます。すべての場合ではありませんが、過去の例を見ると、多くの票を獲得することで改修が決定したり、改修の優先度が高くなるようです。
IdeaExchangeで「既知の問題として広く認識されているか」「改修の予定が具体的になっているか」を確認することで、逆に「現時点ではできない仕様になっている」ことがわかります。
また、なかにはコメントなどに現在の仕様での回避策が載っていたりするので、問題を解決するヒントを得ることができます。
ただし、ほぼ英語です!
なので、英語のお勉強にもなります……。
ちょっと覗いてみましょう
以前公開した記事「
Lightningでもレポートの積み上げ縦棒グラフでフェーズ順に積み上げたい!」のなかでも、IdeaExchangeでの投稿について少し触れましたので、このIdeaを見てみましょう。
◇ Salesforce >IdeaExchange >Ideas >Summary Report Grouping Sorted by Picklist Order①Ideaの投稿:見出しと本文が表示されます。
②コメント:他のユーザや投稿者本人だけではなく、Salesforceの担当者がコメントする場合もあります。
③【賛成票】【反対票】【アイディアを投稿】ボタン:心の赴くままに投票・投稿しましょう。
④Ideaの投稿者名と投稿時期:あまりに遠い昔に投稿されていると、悲しくなりますね……。
⑤情報:ステータス、ポイント、投票数、統合されたIdeaの数が確認できます。
※厳密に書かれている箇所を見つけられなかったのですが、1票につき10ポイント加算されるようです。
日本語で詳しく説明されているページがありましたので、英語が苦手だという方はこちらを参照されるといいかと思います。
◇ Salesforce >ヘルプ >IdeaExchange の概要とステータスについてSalesforce用語の英訳がわからないとき
「でもやっぱり英語が苦手」「英語の表現がわからないから探せない」という方。わかります。
Salesforceのヘルプページは多言語に対応しているので(稀に追いついていないページもありますが)、言語表示の切り替えで、英語での表現を探してみてください。
言語の切り替え方法は、こちらの記事をどうぞ。
Salesforce学習法:英語と日本語を行ったり来たりしながら真実へたどり着く最後に
「これは!是非とも改修を!」というIdeaを見つけたら、どんどん投票しましょう。投稿自体も、
私はまだ一度もないですが、 いつかはやってみたいと思っています(知識と英語力の問題をクリアしないといけないですが)。
他に「Answers」などでも仕様や課題の解決策について調べることができます。Salesforceのページ、時間のあるときに、どんなページがあるか見てみるといいですよ!