Summer’22のリリース機能のなかでも、とてもワクワクしたのが「S
ummer’22 動的関連リストでお好みの関連リストが作れるように」で取り上げた動的関連リストでした。
だがしかし。色々試してみて、「コレはできないのか!」という発見があり、実際に使用するのはためらわれている方も多いようです。
レコードタイプを条件に指定すると、実際は条件に一致するレコードが存在するにも関わらず、レコードがひとつも表示されなくなる
レコードタイプを使用する理由として、レコードの分類と棲み分け、適切な関連情報との紐づけなどがあると思いますが、検索条件で使えないとなると、レコードタイプを使用されている組織ではちょっと致命的ですよね......。
取引先レコードの関連リストで、商談のレコードタイプを「第一営業部」に絞ってみました。
関連リスト名は「第一営業部」にしました。
商談レコードタイプ|次の文字列と一致する|第一営業部
実際のレコードページに戻って確認すると、「第一営業部」の商談関連リストにはレコードが表示されません。
ちなみに、通常の関連リストを見ると、レコードタイプが「第一営業部」のレコードは存在しています。
「API参照名を使用するとレコードタイプでも設定できる」というような書き込みも目にしましたが、テキストで入力するのではなく、選択するようになっているので、どのように設定するかは謎です。
(このためだけにカスタム項目を追加してレコードタイプ情報をコピーするのもなぁ🙄)
その他にも、
・レコードが30件までしか表示されない。「すべて表示」ができない。
・取引先、取引先責任者、リード、ケース、 商談、カスタムオブジェクトでしか使用できない。
という仕様のようで、実際に採用してユーザに使用してもらうためには、多くの点で改善が必要だと感じます。
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リリースノートやヘルプページに仕様についての記載が少ないため、これから少しずつ変わっていくのか、はたまた時間がかかるのかわかりませんが、動的関連リストのカスタマイズが柔軟にできるようになれば、ユーザの操作がかなり変わりますし、是非とも早めに改修してほしいです。
なお、IdeaExchageではすでに動的関連リスト(「Dynamic related list」で検索すると出てきます)についての Ideaの投稿がいくつかされていますので、「これさえできれば動的関連リスト使うのに!」という点について、Salesforceの担当者さんに熱く訴えましょう。
◇ SALESFORCE >IdeaExchange関連記事
Summer’22 動的関連リストでお好みの関連リストが作れるように「IdeaExchange」はIdea投稿の場だけど、仕様と改修状況も確認できます。
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