目星をつけていた新機能の検証がうまくいかずふてくされ、可能性を求めてプレリリース組織の活動やレポート周りを巡回しまして、レポートで「今までなかったのが不思議～」と思った機能がありましたので、ご紹介します。
（レポートの細かなところの改修も実はリリースの楽しみのひとつです）

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Create Personalized Report Filters

Set up a single dynamic report filter that displays personalized results for each user. For example, create an opportunity report for your sales team with a single Opportunity Owner filter that personalizes the results for each member of the team.

Where: This change applies to Lightning Experience in Group, Essentials, Professional, Enterprise, Performance, Unlimited, and Developer editions.

How: When setting up a filter on a user field, such as Opportunity Owner or Created By, select the relative value option. The filter value changes to the currently signed-in user.

↓日本語訳です。

パーソナライズされたレポートフィルタの作成

ユーザごとにパーソナライズされた結果を表示する、単一の動的レポートフィルタを設定します。たとえば、営業チームのための商談レポートを作成し、チームの各メンバーのために結果をパーソナライズする単一の商談所有者フィルタを設定します。

対象：この変更は、Group、Essentials、Professional、Enterprise、Performance、Unlimited、およびDeveloperエディションのLightning Experienceに適用されます。

方法：商談所有者または作成者などのユーザ項目にフィルタを設定する場合、相対値オプションを選択します。フィルタの値は、現在サインインしているユーザに変更されます。

プレリリース組織で試してみました

いつもの商談レポートの編集画面を開きます。

検索条件を追加します。
「商談所有者」を選択すると、「Use relative value」*のオプションが表示されました。
＊リリースまでには日本語の表示に変わるはずです。

「Use relative value」をクリックすると、「$USER」が挿入され、「Use relative value」の表示が「Use custom value」に変わりました。
このまま【適用】をクリックしてレポートを実行します。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、サインインしている私が所有者となっている商談が表示されています。

ユーザ項目で使えるとのことなので、「最終更新者」でも設定してみたところ、いけました。

ひとこと

ダッシュボードの検索条件で所有者別に絞り込みができましたし、「私の〇〇」でも絞り込みができたので、「あれ？前からできていなかったっけ？」と思ったのですが、所有者以外のユーザ項目も使用できるので、例えば「担当者」のようなカスタムのユーザ項目を使用している場合などは、とても便利だと思います。

↓試しにカスタムでユーザを参照する参照項目「担当者」を作成したところ、「$USER」使えました。

プレリリース組織で試してみました

ひとこと

spring'23関連の記事

Spring'23 レポートの絞り込みで「$USER」を使って各ユーザ毎の結果を表示できます

プレリリース組織で試してみました

ひとこと

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