Spring'24はレポート&ダッシュボード作成が楽しくなる(?)新機能が色々追加されるようです。
最初にご紹介するのはこちらの2つ。
・ダッシュボードに好きな文をそのまま載せられるし、画像も載せられるよ!
(ただし上限はあるよ!)
・Spring’24からは「コンポーネント」は「ウィジェット」になるよ!
まずはリリースノートの確認からまいります。
◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE RELEASE NOTES >Salesforce Spring’24 Release Notes >Analytics >Lightning Report and Dashboard >Supercharge Your Visualizations with Images, Rich Text, and Dashboard Widgets in All Salesforce EditionsSupercharge Your Visualizations with Images, Rich Text, and Dashboard Widgets in All Salesforce Editions
Salesforce users in all editions can now use rich text and image widgets in Lightning dashboards. Explain charts, describe metrics and KPIs, and clarify tables with rich text right where users need it. Add company logos and branding, flow diagrams, and embedded images. Guide users through their data with section titles, narrative text, and even animated GIFs. Lightning dashboard components are now called widgets in all editions. Dashboards now support up to 25 widgets, including a maximum of 20 charts and tables, 2 images, and 25 rich text widgets. The former limit was 20 in total. Previously, this feature was available only in Unlimited Edition and Performance editions.
Where: This change applies to Lightning Experience in Group, Essentials, Professional, Enterprise, and Developer editions.
How: When editing a dashboard, click +Widget and select the type of widget to add.
Combine charts, text, and images to inform, engage, and guide viewers.
Image widget settings, like tile, stretch, and fit to height, aren’t applied to dashboards delivered through email subscriptions. The image is shown at the original resolution within the widget.
↓日本語訳です。
すべてのSalesforceエディションでダッシュボードウィジェットが利用可能に
すべてのエディションの Salesforceユーザが、Lightningダッシュボードでリッチテキストやイメージウィジェットを使用できるようになりました。グラフの説明、評価指数やKPIの説明、表の明確化など、ユーザが必要とする場所にリッチテキストを配置できます。会社のロゴやブランディング、フロー図、埋め込み画像を追加できます。セクションタイトル、説明テキスト、さらにはアニメーションGIFを使用して、ユーザーをデータを通してガイドします。
Lightningダッシュボードのコンポーネントは、すべてのエディションでウィジェットと呼ばれるようになりました。ダッシュボードは最大25個のウィジェットをサポートし、その中には最大20個のチャートとテーブル、2個の画像、25個のリッチテキストウィジェットが含まれます。以前の上限は合計20個でした。以前は、この機能はアンリミテッド・エディションとパフォーマンス・エディションでのみ利用可能でした。
対象: この変更は、Group、Essentials、Professional、Enterprise、および Developerエディションの Lightning Experienceに適用されます。
方法:ダッシュボードを編集するときに、[+ウィジェット]をクリックし、追加するウィジェットのタイプを選択します。
グラフ、テキスト、画像を組み合わせて、閲覧者に情報を提供し、関心を持たせ、ガイドします。
メールで配信されるダッシュボードには、タイル、ストレッチ、高さに合わせるなどの画像ウィジェットの設定は適用されません。画像は、ウィジェット内の元の解像度で表示されます。
プレスリリース組織で確認
というわけでワクワクしながらプレスリリース組織でダッシュボードを編集しました。
すると、【+コンポーネント】の代わりに【+ダッシュボード】が配置されています!

【+ウィジェット】をクリックすると、3つの選択肢が与えられています。
・グラフまたはテーブル
・テキスト
・画像

グラフまたはテーブル
こちらは、従来のようなグラフや表を追加したいときに選択するようです。

テキスト
テキストを自由に入力できます!
ちなみに絵文字は、Windowsキー+「.」で挿入したものです。

エディタに用意されている機能はこちらです。
・文字の大きさ
・文字色
・配置
・文字の太さ
・斜体
・下線
・取り消し線
・リンク
※右端のアイコンをクリックすると、これらの設定を解除することができます。
リンクも挿入できるので、お仕事によく使うページのリンク集が作れますね。

ダッシュボードからメッセージを発信することもできます。

文字色の設定の「私の色」では、過去に使用した色が表示されるようです。

画像
画像をアップロードします。

まずは思い出プレイパックということでSWTTの写真を選んでみました。

「スケール」でサイズを調整します。
「ツールチップ」「代替テキスト」の設定は必須ではありません。
できあがりのダッシュボードで画像のウィジェットにマウスを当てると、「ツールチップ」で設定した内容が表示されます。
GIFも使えます当サイトでタグから関連記事を探すところをGIFにして載せてみました。
残念ながら当サイトはGIFが使えませんのでこの感激をお伝えできないのですが、しっかり機能してましたよ!
なお、アップロード時に「2MB以上です」のエラーが表示されて圧縮後に上げ直したので、ファイルサイズにはお気を付けください。

延々GIFが動き続けるの、なんか面白い
「画像」で使用できるファイル
すべて検証したわけではないのですが、設定画面から確認できる情報だとこちらのファイルが使用できるようです。おそらく2MB以上はアップロード不可のようです。
・svg
・png
・jpeg
・jpg
・gif
・bmp

感想
とにかく楽しいです。ダッシュボード、これまではソースレポートの作成が大前提でしたが、集計情報やリストではないけれどダッシュボードにまとめて表示させたい情報というのももちろんあったわけで、諦めなければならないことも少なからずありました。それが今回はテキスト、リンク、画像という武器を手に入れたわけですよ。
そして、こんにちは「ウィジェット」、ありがとう「コンポーネント」(他ではまだまだお世話になりますが)。CRM Analyticsをお使いの皆さまであればもうお馴染みの「ウィジェット」ですが、一途にダッシュボードとつきあってこられた皆さまは初めての方も多いのではないでしょうか。まあ、徐々に様々な機能を解放していく前に、ここらで用語を統一させておこうということでしょうかね。関連ドキュメント修正しないと🙄
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