(2022.7.4追記)
Summer'22のアップデートで「動的関連リスト」が設定可能になりました🙌
条件を絞った関連リストの表示だけできれば良い場合は動的関連リストをぜひ使ってみてください。
Summer’22 動的関連リストでお好みの関連リストが作れるように動的関連リストで条件にレコードタイプが使えるようになってた(Devで確認済)一括編集、まで行いたい場合は引き続きList Editorがお勧めです。
(以下、初回投稿2021.10.6)
みなさまのSalesforce組織はAppExchangeを利用していますか?
私の最近のお気に入りは『
List Editor』です。標準コンポーネントだったら良いのに、と思うくらい使い勝手が良い!インストールしてLightningページへ配置、表示したいオブジェクトと項目を指定するだけで要望の多い「関連リストからの一括編集」ができるようになるスグレモノです。
関連リストといえば、条件を絞って表示したいとのご相談を頂くことがあります。役職を限定した取引先責任者一覧を見たい、未処理の請求だけ表示したい、などなど。
例えば、取引先ページ上で進行中の商談だけ表示するとしたら。
関連リストのプロパティで「完了フラグ」を選択済みの項目に追加してあげれば、完了フラグ順に並べることや、「すべて表示」からじょうごマークで絞り込むことは可能ではあるのですが…。
また、進行中に絞った商談レポートを作成しておいてカスタムリンクやカスタムボタンからレポートを表示するのも一つの手かと思います。(
個人的には「絞って見たい」「こんな切り口で見たい」というご要望はレポート・ダッシュボードの活用がおすすめです)参考リンク(サークレイスブログ):
商談画面にレポートへ飛べる動的なリンクが欲しい!でも、もっと手っ取り早く、関連リストで「商談(進行中)」を表示したい!
List Editor導入前の組織では商談から取引先へ参照項目「取引先(商談進行中)」を作成し、プロセスビルダーで商談レコード作成・更新時に完了フラグ(IsClosed)がFalseなら「取引先(商談進行中)」項目に取引先IDを転記、完了フラグがTrueなら「取引先(商談進行中)」項目をnullにするレコード更新アクションを設定することで実装できました。ただし、プロセスビルダー設定前に作成された既存のレコードへは一度更新が必要でした。
対してList Editorで実装してみます。
List Editorは条件も指定することができます。
コンポートネント配置時に List filter (SOQL filter) 設定欄で「IsClosed = False」と入力。これだけ!式で記述する必要はありますが、項目のAPI名と条件だけのシンプルな式なので初心者アドミンでも難しくないかと思います。
とっても簡単に実装できました。プロセスビルダーでの設定に比べると、既存のレコードにも反映され、大量のレコード更新時のガバナ制限も考慮不要、カスタム参照項目も不要とメリットずくめ。
ワークフロールール&プロセスビルダー廃止→フロー移行の話が出てきたため、組織上の自動化機能の整理やフローへの移行を考えていたところでしたが、AppExchangeを利用する、というのも選択肢のひとつとしてありかもしれません。
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