かなり昔の記事ですが、検証していてとても楽しかったのが「
絵文字で画面を華やかに⁉」です。個人の検証用の Salesforce組織や、比較的自由にできるアプリケーションでは絵文字をふんだんに使ってしまう私に、AppExchangeのホームページがおすすめしてくれたのが無料の「
Graphics Pack」です。簡単に言うと、画像とアイコンを大量にSalesforceに追加する AppExchangeです。
早速試してみましたが、2016年に作成された AppExchangeなので、Lightningでの使用にはひと手間必要だったりしますが、アイコンを少しでも増やしたい方、テスト組織で遊んでみたい方は試してみてはいかがでしょう。
Salesforceで使用できる画像とアイコンを 「Graphics Pack」で追加する
こちらのページからアクセスできます。
◇Salesforce appExchange >ALL APPS >IT & ADMINISTRATION >ADMIN & DEVELOPER TOOLS >Graphics Pack概要の説明の記載を確認します。
Explanation
Graphics pack contains images / icons in sizes of 16x16 and 32x32 pixels.
1) The 32x32 pixel images can be used for tabs and in Visualforce pages
2) The 16x16 pixel images can be used for image formula fields and in Visualforce pages
Image / icon examples include animals, sports, finance, vacation, monsters, robots, Halloween and desktop icons.
Have a look at "View Screenshots" to see examples of images being used in image formulas and some of the other graphics available for use.
This package would have not been possible without the images and work from -
FamFamFam - http://www.famfamfam.com/
IconShock - http://www.iconshock.com/
Tango Desktop Project - http://tango.freedesktop.org/Tango_Desktop_Project
VisualPharm - http://www.visualpharm.com/
Fatcow - http://www.fatcow.com/
↓日本語訳です。
説明
Graphics pack には、16x16ピクセルと 32x32ピクセルのサイズの画像およびアイコンが含まれています。
1) 32x32 ピクセルの画像は、タブと Visualforce ページで使用できます。
2) 16x16ピクセルの画像は、画像の数式項目や Visualforceページで使用することができます。
動物、スポーツ、金融、休暇、モンスター、ロボット、ハロウィン、デスクトップアイコンなどがあります。
スクリーンショットで、画像の数式項目で使用されている例と、その他の使用可能なグラフィックの一部をご覧ください。
このパッケージは、以下の画像と作品なしには実現できませんでした。
FamFamFam - http://www.famfamfam.com/
IconShock - http://www.iconshock.com/
Tango Desktop Project - http://tango.freedesktop.org/Tango_Desktop_Project
VisualPharm - http://www.visualpharm.com/
Fatcow - http://www.fatcow.com/
インストールしてみました
無料で使用できるとのことで、さっそく検証用組織にインストールしました。通常の AppExchangeのインストール手順と同じなので、詳細は割愛します。
インストールが完了すると、「Lightning Graphics Pack」というアプリケーションが作成されています。
「Graphics Packs」のタブで、画像とアイコンを確認できます。

タブをパンダ(全身)にしてみました
タブにも使用できるとのことなので、パンダの画像を設定してみました。
※今回は、新規でタブを作成する場合の手順です。
まずは、使いたい画像のファイル名をメモしておきます。

1.[設定>ホーム>ユーザインタフェース>タブ]にて【新規】をクリックします。

2.オブジェクトを選択して、タブスタイルのルックアップアイコンをクリックします。

3.ポップアップウィンドウが表示されるので、【独自のスタイルを作成】をクリックします。

4.【画像の挿入】をクリックします。

5.ファイルの保存場所では「Graphics Pack for Tabs」を選択し、ファイル名で画像ファイルを検索してクリックします。

6.画像が設定できたので、ついでに色も選択し、【OK】をクリックします。

以上で設定が完了しましたので、タブを見てみましょう。
色も赤を選んでしまったばかりに、なんだかとってもチャイナな印象。Lightningのデスクトップですと、タブの画像が表示される場面はそれほど多くないのですが、モバイルだと目にすることが多いので、遊び心を加えたい方、ひと手間加えたい方は是非どうぞ。

数式項目で使用する場合は
基本的な手順は、以前公開した「
Salesforce のレコード詳細画面に画像を配置する方法 ファイル&数式項目の場合」のとおりなのですが、「
Graphics Pack 」の画像は「ドキュメントのフォルダ」に格納されており、Lightningからはアクセスすることができません。
そのため、考えられる方法としては次の 2つが挙げられます。
一時的にClassicにして数式項目を作成する
Classicの場合は、ドキュメントに「Graphics Pack for Formulas」のフォルダが作成されているので、そこから該当の画像を検索し、「参照」をクリックしてURLを確認します。

ウィークリーエクスポートで画像ファイルをエクスポートして、Lightningの「ファイルのライブラリ」へ追加する
一度ファイルをエクスポートし、あらためてLightningでも設定に使用できるようにアップロードし直します。
割と手間がかかるので、個人的には一時的に Classicにして設定する方法をおすすめします。

ファイルの移行方法については、以下のページをご参照ください。
◇ SALESFORCE ヘルプ >ドキュメント >すべてのユーザとのコラボレーション >
Salesforce Files へのドキュメントの移行◇ SALESFORCE ヘルプ >ナレッジ>エクスポートされた添付ファイル/ドキュメントファイルの名前の変更◇ SALESFORCE ヘルプ >エクスポートしたファイルの復元方法ひとこと
新しいホームページでおすすめされた面白そうな AppExchangeのうち、楽しそうなこちらを試してみました。多用しすぎると画面がうるさくなりますが、上手に使うことで画面にメリハリも出て(?)わかりやすくなると思います。
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