Summer’23では権限セットでの権限付与に移行が着々と進められるようですが、こちらについては近々確認するとして、まずはすべてのユーザにとって直ちによい意味で影響するこちらの変更について確認しておきます。
以前、「すべてのひとのためのシステムであれ。アクセシビリティに関するIdeaを見つけました。」でも取り上げたことがありましたが、アクセシビリティに関する変更です。
ひとことで言うと、全体的にアイコンの色が濃くなります。
一部、アイコンの色自体が変更になるようなので（リリースまでに変わるかも）、ユーザには「色が変わるけれど操作に影響はない」ぐらいのアナウンスがあってもいいかもしれません。

まずはリリースノートの内容を確認します。

◇ SALESFORCE HELP ＞DOCS ＞SALESFORCE RELEASE NOTES ＞Salesforce Summer’23 Release Notes ＞Salesforce Overall ＞General Enhancements ＞See Improved Color Contrast in UI Elements

See Improved Color Contrast in UI Elements

Make your content easier to see and use for people with low vision. Non-text UI elements, such as buttons and checkboxes, and some text UI elements, such as links, now appear with improved color contrast to align with accessibility standards. These color changes affect Salesforce Lightning Design System (SLDS), Lightning base components, and a subset of record home pages.

Where: This change applies to Lightning Experience in all editions. The changes to Lightning base components apply in Lightning Experience, but they don’t apply if you use a Lightning base component in a custom component.

The color-contrast changes occur for these record home pages only in Lightning Experience.

Case
Account
Opportunity
Contact
Task
Lead
LiveChatTranscript
EmailMessage
WorkOrder
MessagingSession
Campaign
VoiceCall
WorkOrderLineItem
QuickText
MessagingEndUser
KnowledgeArticleVersion
Macro
CaseMilestone
Incident
ActionPlan
LiveChatVisitor
Problem
ActionPlanTemplate
Why: Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) are a series of web accessibility guidelines published by the Web Accessibility Initiative (WAI) of the World Wide Web Consortium (W3C). The guidelines include criteria for non-text contrast. Good color contrast means that all users can more easily see the content on any device or in any lighting conditions.

This image shows the difference between standard object and document type icons in Spring ’23 (old) and Summer ’23 (new). These icon changes occur for all pages in Lightning Experience. The other color-contrast changes occur for a subset of record home pages only.

↓日本語訳です。

UI要素のカラーコントラストを改善

弱視の方にも見やすく、使いやすいコンテンツに。ボタンやチェックボックスなどの非テキストUI要素、およびリンクなどの一部のテキストUI要素は、アクセシビリティ基準に沿って色のコントラストが改善されて表示されるようになりました。これらの色の変更は、Salesforce Lightning Design System (SLDS)、Lightningベースコンポーネント、およびレコードホームページのサブセットに影響します。

対象：この変更は、すべてのエディションで Lightning Experienceに適用されます。Lightningベースコンポーネントの変更は Lightning Experienceで適用されますが、カスタムコンポーネントでLightningベースコンポーネントを使用する場合は適用されません。

カラーコントラストの変更は、これらのレコードのホームページに対して、Lightning Experienceでのみ発生します。
・ケース
・取引先
・商談
・取引先責任者
・ToDo
・リード
・LiveChatTranscript
・メールメッセージ
・WorkOrder
・MessagingSession
・キャンペーン
・VoiceCall
・WorkOrderLineItem
・クイックテキスト
・MessagingEndUser
・KnowledgeArticleVersion
・マクロ
・CaseMilestone
・インシデント
・ActionPlan
・LiveChatVisitor
・Problems
・ActionPlanTemplate

理由：Web Content Accessibility Guidelines（WCAG）は、World Wide Web Consortium（W3C）のWeb Accessibility Initiative（WAI）が発表した一連のWebアクセシビリティガイドラインです。このガイドラインには、テキスト以外のコントラストに関する基準も含まれています。色のコントラストが良いということは、すべてのユーザーがどのようなデバイスや照明条件でも、より簡単にコンテンツを見ることができるということです。

この画像は、Spring'23（旧）とSummer'23（新）の標準オブジェクトとドキュメントタイプのアイコンの違いを示しています。これらのアイコンの変更は、Lightning Experienceのすべてのページで発生します。その他のカラーコントラストの変更は、レコードのホームページの一部に対してのみ発生します。

リリースノートでは例をたくさん載せてくれていますが、実際にプレリリース組織と Spring’23の組織を比較してみました。

取引先

濃くなってますね。

商談

黄色からオレンジに

リード

リードもより鮮やかなオレンジに

ケース

オレンジ化する傾向が

キャンペーン

リードと同じ道を辿っています。
キャンペーンってこんなぐるぐるのアイコンでしたっけ？

他にも、リンクの文字や編集および検索時のハイライトが変わるようですが、私が検証したときはSpring’23の画面でも濃く表示されていたような気がしましたので、ここでは取り上げません。

Salesforceの便利さをすべての方がストレスなく享受できるようにする、Salesforceさんの精神を感じられる改修です。

色覚障がいの方にとって使いやすい Salesforce画面を考える
すべてのひとのためのシステムであれ。アクセシビリティに関するIdeaを見つけました。

取引先

商談

リード

ケース

キャンペーン

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リード

ケース

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