「
リード&取引先責任者:Lightningで「敬称」の値を変えることができない」で書かれているように、敬称をカスタマイズするためには、classicへの切り替えが必要ですが、Summer’23からはLightningで操作できるようです。
◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE RELEASE NOTES >Salesforce Summer’23 Release Notes >Custmization>Fields >Say Hello to Salutation Picklist Values in Lightning ExperienceSay Hello to Salutation Picklist Values in Lightning Experience
Streamline your workflow by managing Salutation picklist values in Lightning Experience. Use the Object Manager to add, delete, activate, deactivate, and replace Salutation picklist values. Previously, you switched to Salesforce Classic to modify them.
Where: This change applies to Lightning Experience in all editions.
How: From Setup, use the Object Manager to manage Salutation picklist values on the Individual, Lead, Contact, and Person Account objects.
↓日本語訳です。
Lightning Experience の敬称選択リストにご挨拶を
Lightning Experience で敬称の選択リスト値を管理することで、ワークフローを合理化します。
オブジェクトマネージャを使用して、敬称の選択リスト値の追加、削除、有効化、無効化、および置換を行います。以前は、Salesforce Classicに切り替えて変更しました。
対象:この変更は、すべてのエディションでLightning Experienceに適用されます。
方法:設定からオブジェクトマネージャを使用して、個人、リード、取引先責任者、および個人取引先オブジェクトの敬称選択リスト値を管理します。
プレリリース組織で確認
今回は取引先責任者の敬称項目を確認します。
[設定>オブジェクトマネージャ>取引先責任者>項目とリレーション>敬称]のアクションメニュー【編集】をクリックします。

皆さんおなじみ、選択リスト値管理の画面が表示されました!

Mx.が仲間入り
実は、Summer’23以降に作成される組織では、性別を特定しない「
Mx.(ミクス)」がデフォルトで追加されるそうです。
◇ SALESFORCE HELP >DOCS >SALESFORCE RELEASE NOTES >Salesforce Summer’23 Release Notes >Custmization>Fields >Reflect the Diversity of Your Customers with Gender-Neutral SalutationsReflect the Diversity of Your Customers with Gender-Neutral Salutations
Honor all your customers by using titles that align with their identities. The Mx. Salutation picklist value is now available by default. You can customize the Salutation field to include other nonbinary or honorific titles specific to your company. Be sure to review any privacy implications before collecting gender-related data.
Where: This change applies to Lightning Experience, Salesforce Classic, and all versions of Salesforce mobile in all editions.
When: All Salesforce instances created in Summer ’23 or later have Mx. as a standard Salutation picklist value. If your org was created before Summer ’23, add the Mx. value manually.
How: From Setup, use the Object Manager to manage Salutation picklist values on the Individual, Lead, Contact, and Person Account objects.
↓日本語訳です。
性別にとらわれない敬称で、お客様の多様性を反映させる
すべてのお客様に敬意を表するために、それぞれのアイデンティティに沿った敬称を使いましょう。Mx. 敬称の選択リスト値がデフォルトで利用できるようになりました。敬称項目をカスタマイズして、あなたの会社特有のノンバイナリーな敬称を含めることができます。性別に関連するデータを収集する前に、プライバシーへの影響を必ず確認してください。
対象:この変更は、Lightning Experience、Salesforce Classic、およびSalesforce mobileのすべてのエディションに適用されます。
時期:Summer '23以降に作成されたすべてのSalesforceインスタンスには、標準の敬語のピックリストの値としてMx.があります。23年夏以前に作成されたインスタンスの場合は、Mx.の値を手動で追加してください。
方法:設定からオブジェクトマネージャを使用して、個人、リード、取引先責任者、および個人取引先オブジェクトの敬称選択リスト値を管理します。
Enterprise Editionのプレリリース組織を取り直して(Developerだけで我慢できずSalesforce社さんごめんなさい)確認したところ、「Mx.」がデフォルトで用意されていました。

「Mx.」を日常で使用したことがなかったのですが、調べてみるとイギリスでは1970年代から使われているらしく、性自認とその受容についてその頃から議論がなされていたことに驚きました。
こちらの記事がとても分かりやすかったです。
ifuraの海外生活応援ブログ>生活>イギリス政府公認、ジェンダーニュートラルな英語の敬称"Mx"とは私が選ぶのであれば……、「No title」でお願いしたいです。
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リード&取引先責任者:Lightningで「敬称」の値を変えることができないIdeas:ジェンダー代名詞をSalesforceの標準に自分自身の人生を生きるために:Salesforce日本法人、性転換手術の費用を補助する制度導入公開:2023年5月22日
更新①:2023年8月15日
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