権限セットメインでの権限の設定にあまり気乗りしない私でございますが、時代の流れに逆らってばかりもいられないですし、権限セットメインになったらなったで「便利じゃん！」と手のひら返しするかもしれないので、大人しく権限セットとこれまで以上に仲良くなろうと思います。

そんな今日は、代理管理者が権限セットグループも代理で付与しちゃうよ、というお話です。

まずはリリースノートの確認から。

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代理管理者による権限セットグループの割り当ての管理

代理管理者が代理グループでユーザの権限セットグループの割り当てを管理できるようになり、システム管理者は他の管理タスクにより多くの時間を費やすことができるようになりました。

対象: この変更は、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition、Database.com Edition の Lightning Experience および Salesforce Classic に適用されます。

方法: [設定] の [代理管理者] から、代理グループを作成または選択します。 [割り当て可能な権限セットグループ] で、代理管理者がユーザに割り当てたり、削除したりできる権限セットグループを選択します。代理管理者は、代理グループで権限セットグループの割り当てを管理できますが、これらの権限セットグループを変更することはできません。

権限セットグループとは

権限セットグループも文字通り、複数の権限セットをまとめる機能です。「ミュート権限セット」を使用すると、権限を削除することもできます。現在、標準機能内で権限を唯一マイナス（ミュート）できる機能です。
詳細については、6月中旬に権限セットグループの活用ガイドを公開する予定ですので、もう少々お待ちください。

代理管理者とは

「代理管理者」という機能を始めて聞いた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。読んで字のごとく、代理の管理者を指定する機能です。と言っても管理者と同等の権限が付与されるわけではなく、限られた範囲でのユーザおよびカスタムオブジェクトの管理ができるようになります。
あまり採用されている組織をお見掛けしたことはないのですが、組織の規模が大きい場合は代理管理者を設定されていることもあるようです。
詳細については、こちらもまた7月中旬に代理管理者についての活用ガイドを公開する予定です。

プレリリース組織で確認しました

代理管理者の設定手順として、「代理グループ」を作成し、管理できるユーザ、権限などをグループへ追加していきます。
代理グループを作成するときは、「Y」を入力する画面が出てきます。
権限関係を変えるって大ごとだよなぁ、と実感します。

はい、「権限セットグループ」を割り当てできるようになっていますね。

これからに備えて

権限セットグループ、権限のミュートができたり、権限の付与に有効期限を設けられたり、やたらと優遇されているなと思ったら、権限セットへの移行（？）が発表されましたので、今後もますます機能が充実していくと思われます。
権限セットグループは確かに便利ですので、時間のあるうちに、どう権限セットまたは権限セットグループにまとめられるか、少しずつ検討してみてもいいかもしれません。プロファイルで管理する部分が全くなくなるわけではないので、そのあたりとの兼ね合いというか管理方法も考えないといけないですね🙄

権限セットグループとは

代理管理者とは

プレリリース組織で確認しました

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